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Nightmare  作者: かつおぶし
17/17

No.15 名前



それからしばらくエシカと一緒に遊んでいた。

何だか妹が出来たみたいだ。


『ますたー、ますたー。』

「どうした?」

『あれ、なんですか?』

エシカが指さした先には、窓があった。

「窓がどうかした?」

『ううん、そのさき。』

「先?」

窓の外をよく見ると、電線に雀がいた。

「あれは雀っていうんだよ。」

『すずめ?』

「うん。」



何故こんな事をしてるかと言うと、俺らの様子を見ていた陽さんは、

「4号機はまだまだ学習途中だから、色々聞いてくると思うけど、

 出来るだけ教えてやってくれないかな?」

と頼んできたのだ。

それから、エシカに質問攻めにされている。

まだ「なんで?」攻撃はしてこないから、大丈夫だが・・・


「そういや少年、2号機はいるよな。」

「はい。」


陽さんに言われた通り、あれから肌身離さずつけている。

今日もつけてきたのだが、

「2号機も遊びたいだろうし、出してやれば?」

という陽さんの一言で、チョーカーから出してみることにした。



とりあえず、十字架に向かってしゃべりかける。

「2号機もでてみるか?」

『はい』

2号機の声が聞こえ、一瞬十字架が白く光り、目の前に2号機が現れた。

チョーカーを見ると十字架が無くなっていた。


『おはようございます、マスター。』


2号機はそう言って、ふわりと微笑んだ。

エシカも見たときは綺麗だと思ったが、2号機は日の光を浴びると、

まさに【光り輝く】ようだ。

髪がまるでダイヤモンドのようにキラキラして見える。


『あー、サーシャだー。』

エシカがテコテコと2号機の方へ歩いていくと、

2号機も笑いながらエシカの頭を撫でている。


「サーシャ・・・って、それ2号機の名前?」

『はい。』

なるほど、何かイメージ通りの名前だ。




二人して仲良く遊んでいる姿を見て、俺は昨日のシーンを思い出していた。

「・・・陽さん、たしかあの2人、昨日殺し合いしてませんでした?」


こそこそと聞くアレに、陽さんはあっけらかんと、

「いや、別にあいつらは気にしないぞ?

 4号機が暴走したのを止めただけ、ってイメージしか無いからな。」

と言い放った。


「そ、そうなんですか・・・」

俺は思わず頬を引きつらせた。




しばらくして、2号機はサーシャ、4号機はエシカと覚えた俺は、

ついでに他のナイトメアシリーズの名前も聞いてみた。


『えっとねぇ、エシカがしってるのはね、

 5ごうきのマシアだよ。』

『私が知っているのは、

 3号機のメィスールと1号機のエズトラです。

 あとは製造期間が違うので、よく知りません。』

「へー。何か難しそうな名前だな・・・」



日本人の名前に慣れている自分には、覚えにくそうな名前だ。

サーシャもエシカも、あまり他の機体とは喋らなかったようで、

それ以外の情報を知ることは出来なかった。




追加情報


<名称>


nms-02 2号機 <サーシャ>


nms-04 4号機 <エシカ>



他のナイトメアシリーズの名前も出てきましたが、

彼女たちが出てくるのは当分先です;


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