表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Nightmare  作者: かつおぶし
12/17

No.11 部屋



俺は、ようやく元の自分の部屋に帰ることが出来て、一安心した。


「あのまま首を切ったのかと思ったら、違うんですね。」

「あれはナイトメアシリーズ専用武器だ。

 外装はなんともなくても、内部がズタズタになっている場合もある。

 メンテナンスには時間がかかるぞ。」



椅子に腰掛けている陽さんは、4号機をチェックしている。

4号機をズタズタにした当事者は、あの少女の姿から、

トランクの時よりも小さい、十字架のような形をしたアクセサリーになっていた。


「ナイトメアシリーズって、全部こうなるんですか?」

「そうだな。

 元々、要人の護身用に開発されたから、普段身につけても違和感がないようにデザインされている。

 ただ、ナイトメアシリーズは扱いが危険すぎるとして、

 開発当時は実用化の目処さえ立っていなかったが。」


適当に相づちを打ちながら、十字架のアクセサリーを見る。

確かに、ネックレスにでもすれば、そこらへんに売ってそうなのと遜色はない。




「少年、お前はこれから2号機の保有者になるんだ。

 絶対無くしたり、落としたりするなよ。」

「分かってます。」


2号機に夢中で、半分上の空の俺に呆れたのか、陽さんはため息をついた。


さっき陽さんが買ってきてくれたチョーカーに、2号機を通す。

こうすれば、無くしたりはしないだろう。




「明日、この場所に来てくれ。

 これからの事について、詳しく話す。」


4号機のメンテナンスのために、研究所かどこかへ帰る陽さんから、どこかの地図を受け取った。

そのあと陽さんは、4号機を車に乗せると、あっという間に視界から居なくなった。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ