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Nightmare  作者: かつおぶし
10/17

No.9 本体




「・・・え?」


さっきの球体から、女の子・・・?

「よし、なんとか成功したみたいだな。」

陽さんが安堵のため息を漏らす。



俺らの目の前には、1人の少女がいた。

腰ぐらいの白い髪の毛、肌も透き通るくらい白い。

その代わり、目は薄いピンクで彩られている。

服は真っ白なワンピースだ。


彼女はしばらく静止し虚空を見つめていたが、ふいに俺に視線を向けた。


『・・・現在状況、nms-04のテリトリー圏内。攻撃を受けています。

 どういたしますか?』


良く聞くと、少女の声に機械音声が混じったその声は、ほぼ人間と変わらない。


「すごい・・・これがロボット・・・?」

「少年、ぼんやりしてる暇はないぞ。

 体が異常を感じてなくても、精神は確実にダメージを負っている。

 このテリトリーから抜けだすには、

 本体のnms-04を叩かなくてはいけない。彼女に攻撃命令を出してくれ。」


「攻撃命令?」

「なに、簡単なことだ。nms-04を攻撃しろ、とか言えばいいだけだ。

 今は、動かなくするか、能力を使えなくするか、だな。」

「はぁ・・・じゃぁやってみます。nms-02。

 nms-04を行動不能にしろ。」


思わず上から目線で言ってしまったが、彼女は特に気にせずに、

『了解しました』



その瞬間、彼女の足下から光が放たれ、なにやら魔法陣のようなものが現れた。

彼女がそこに両手をついた後、魔法陣から手を離していくと、

手には、白く、彼女の身長ほどもある大きな鎌が握られていた。


刹那、彼女が跳ねた。

さっきまで彼女がいた場所は大きくえぐられている。

その中心にいたのは、長すぎて地面まで伝っている薄い紫色の髪をした少女。

濃い紫色の目は、違いなく白い少女を見据えていた。


「ようやく本体が出てきたな。」

「本体・・・あれが?」

「そうだ。あれがnms-04。この異常事態の元凶。」


こんな状況なのに、陽さんは楽しそうに笑う。

まるで、自分の娘の晴れ舞台を見ているかのように。




「さぁ、これからだ。

 ナイトメアシリーズが【神の最高傑作】と呼ばれた所以を、見せてあげよう。」





いまいち話の展開が突飛に感じる・・・

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