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僕とドリームライダー ―追い続けても辿り着けないものを知れ。―

 

 はぁ~、どうしましょうか?

 

 あのような呼ばれかたをされたのが恥ずかしかったからとはいえ

 私のとった行動が二人を暴走させているようですし‥‥

 

 やはり、私が暴走を止めなくては行けませんよね?

 しかし、どうすればいいのでしょうか?

 

 ‥‥う~ん

 

 あっ、そうだ!、一つ試しに言ってみましょう!

 

 恥ずかしくはありますが‥‥

 

 

 ‥よし、頑張れ私!!

 

 「けっ、敬礼やめッ!!」

 

 命令口調で止めてみました。

 

 「「了解しました!!」」

 

 二人は素直に腕を下ろしてくれました。

 

 

 はっ、恥ずかしかった、今、私の顔が熱いですし絶対に顔が紅いですよね?

 まぁ、とにかくとして‥

 

 「あの、自己紹介しても宜しいでしょうか?」

 「大佐は」

 「どりぃ~むらいだ~ですッ!!」

 

 ヤバイ!?この子達の頭の中がドリームだ!!

 

 「違います、私の名は美緒と申しあげます」

 「「ッ!?」」

 

 何故、この子達は自分達の名付けた名と違うだけで、こんなにも驚くことが出来るのでしょうか?

 

 「では、あなたのDB-93は偽物かァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」

 

 ・・・本物です。

 

 それより、男の子のよりも女の子の方がショックが大きいのは‥

 

 「真琴の理想が真琴の理想が真琴の理想が真琴の理想が真琴の理想が真琴の理想が真琴の理想が真琴の理想が真琴の理想が真琴の‥‥」

 

 成る程、理解はしましたが正直このままにしておくのは怖いですね。

 

 「私のは本物ですよ」

 「「ッ!?」」

 

 二人そろって見ないでくださいッ!

 視線がとても血走っています、特にあなた(女の子)!!

 

 「しゅっ、修くん!!」

 「真琴ォ~!!」

 「「神は我らを見捨てなかったぁ~!!」」

 

 このままフェードアウトしても誰にも気付かれないでしょうか?

 

 

 正直、消えたいです。

 

 

 

 ―ε=┏(; ̄▽ ̄)┛―

 

 

 あれから二人が抱き合い泣いているのですが‥

 

 「・・・」

 「本物なんだー!!」

 「よがっだよぉ~」

 

 ‥会話が出来ない。

 

 

 よし、頑張れ私!!

 

 

 「あの~?」

 「なんでしょう?」

 「真琴の希望さん」

 

 変な名前をまた付けられたようですね‥‥この子達は変なスイッチでも入ったのでしょうか?

 

 「事故の件なのですが?」

 「僕は今から学校がありますので、それはまた後日と言う事にしていただけますか?」

 

  ・・・はい?

 

 「では、また後日お会いしましょう大佐殿」

 「おだいじにぃ~真琴の希望さん」

 

 「あの子、本当に行ってしまいましたが?」

 

 私は検査入院で1週間ですよ?

 それなのにあの子、検査も無く勝手に自主退院なんて‥‥

 

 

 「‥バイクの修理費はどうしましょうか?」

 

 美緒は現実逃避を選んだ。

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