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7月イベント ―本編と関係ないよ、ただの番外編だからね♪―

 

 家に興里が突然と現れて一枚の手紙を僕に突き出す様に渡してきた

 

 「手紙を渡す時に僕を殴るなッ!」

 

 そんな僕からの抗議も聞かずに手紙を指差しながら‥

 

 「美緒さんからの手紙が俺の店に届いたから渡しに来てやったんだッ!感謝しやがれ!!」

 

 言うだけ言って帰って行く。

 

 ・・・今度、姉さんを仕向けてやる

 

 まぁ、闇討ちはまた今度として先に手紙を読もっとぉ‥‥

 

 

 『皆様はお元気で

 しょうか?

 私はと言いますと

 旅先にてこの手紙

 を書いております

 。

 

 やはり、意気なり

 の事で驚かれてい

 るでしょうか?

 

 しかしながら私と

 しては同封しまし

 た通知にて何故旅

 立ったか判って戴

 けるかと思って居

 ります。

 

 暫く帰らないと思

 いますが、また旅

 先にて手紙を書か

 させて戴きたく思

 います。

    美緒より』

 

 

 そして、僕は黙って同封されていた通知を取り出す

 

 「・・・」

 

 同封された通知を読んでみて納得するのに時間なんていらなかった。

 

 『美緒ちゃんゴメンッ!二学期までどっかで休んでてくれない?』

 

 要するに、サブキャラ通告だった。

 

 

 「みんなぁ〜♪番外編はっじまっるよぉ〜♪ハハハ♪」

 

 ・・・神出鬼没ですね先輩。


 

 本日7月7日は何の日?

 それは、一年に一度だけ織姫と彦星が会える日。

 みんなは七夕祭りや明るいニュースとかで平和な1日のはず‥

 

 

 「織姫だぁ〜れだッ!?」

 「ボクですッ!ボクですッ!」

 「平野ちゃん目が血走ってるよぉハハハ♪」

 

 織姫で王様ゲームをする日じゃありませんッ!

 

 「それでは命令です!」

 

 何故か僕の部屋で騒ぐ鈴、平野ちゃん、柊先輩の三人を見て自然と出た溜息と共に願う。

 

 ・・・平和な1日で過ごしたいなぁ

 

 

 「命令は織姫以外は裸に成ること!」

 

 織姫と名乗る平野ちゃんが下した命令は僕の願いを簡単に却下してくれた訳で‥

 

 「‥‥織姫をヤるべきかなぁ?」

 

 織姫に軽く殺意が芽生えた瞬間だった。

 

 ・・・彦星がいれば1日ぐらい平和に過ごせるかなぁ?

 

 まぁ、僕がこんな葛藤をしていても関係なく脱ぎ出すバカが居る‥

 

 「はぁ〜い♪」

 

 お恥ずかしながら僕の妹、鈴です。

 

 「普通に脱ごぉとするなぁぁあ!!」

 

 やっぱり兄として脱ぎ出す鈴を止めるけど‥

 

 「先輩、邪魔です!消えて下さい、いやッいっそのことその窓から飛び下りろ!!」

 

 凄い剣幕でデジカメを持つ平野ちゃんから罵声を浴びた。

 

 そんなに言うなら鈴の部屋に行ってよッ!

 

 「まぁまぁ平野ちゃん、お兄ちゃんもやろぉ〜よ『頑張れ彦星!貴方との一日じゃ物足り無いって言われても。だけど、織姫はハーレムを…』楽しいよ♪」

 

 窓から飛び下り様かと考え始めていた僕に鈴からお誘いの言葉を受けたが‥

 

 「なにそれ!?彦星が切な過ぎるよ、別れさせて楽しまないで!織姫とペアにして下さい!!」

 

 ・・・君達は彦星に恨みでもあるの?

 

 「ハハハ♪」

 

 なんでだろ?先輩の笑いが彦星を嘲笑ってる様に聞こえる。

 

 「ハハハ♪ハハハ♪ハハハ♪」

 

 ・・・あれ?

 

 「先輩どうしまし‥あぁぁぁぁ!?」

 

 この見ため小学生、酔ってやがる!!

 

 「どっち?先輩に酒を呑ましたのどっちなのッ!?」

 「「はぁ〜い♪」」

 

 ・・・二人ともかよ。

 

 「ハハハ♪ハハハ♪ハハハ♪ハハハ♪」

 「はぁ〜、この酔っ払いを姉さんの所に連れて行くから、二人はお酒をかたしといて」

 「「はぁ〜い♪」」

 

 二人の返事を信じたこの時の僕を殴りたい。

 何で疑わ無かったんだろうと今では後悔しても遅いのけど‥

 

 

 「鈴ちゃ〜ん、織姫の命令ですよぉ〜♪、ほらほらぁ命令は聞かなきゃ♪」

 「えぇ〜織姫様の命令でも恥ずかしくて出来ないよぉ〜♪だ・か・ら、織姫様が脱がしてぇ〜♪」

 

 ・・・本当に後悔しているよ。

 だって、酒を呑んだ二人を僕が止められる訳が無いでしょぅがァァッ!!

 

 

 その後、姉さんが二人を止めてくれた訳だが‥

 

 ねぇ、姉さんを僕が止めなきゃ殴り続けていたでしょ?


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