7月7日《かあぁ~なちゃぁ~ん》by興里 -まてぇーい、興里ぉー!-
泣き出した上杉を有坂の方へと蹴り飛ばしたお陰で、俺様は屋上へと逃げる事が出来た。
それにしても、泣き出した上杉を袋叩きにしている女子の姿はマジで怖かったな‥
「‥ありゃぁ鬼だ」
手加減ぐらいするかなって思ってたけどよ‥
「‥木刀はねぇよなぁ」
・・・アイツ生きてるかな?
「佳奈と俺様が無事ならそれでいっか♪」
「相変わらず外道だな」
‥やっと来たか。
「貴様は包囲したぁぁあ!大人しく捕まれ!!」
確かに、入口は女子で固められているが‥
「甘いぜッ!とぉっつぁん♪」
「誰がとぉっつぁんだぁぁあ!!」
俺様はフェンスの方へと身を翻し‥
「地面だけが道じゃねぇんだよ」
「おいッ!逃走路など、どうでもよい!私の事をとぉっつぁん呼ばわりした事を謝罪しろォッ!!」
悔しがるとぉっつぁんを後目に屋上から佳奈特製『服型ハングライダー』で、飛び立つ俺様は‥
「まぁ〜たなぁ〜♪とぉっつぁ〜ん♪」
もちろん捨て台詞を残して行く。
しかし、前を向くとそこは‥
「・・・ウソ?」
電線の目の前だった。
・・・せぇ〜のッ!
「ギャャャャアァァァァ!!」
黒焦げで落下する俺様に猛スピードで駆け寄る有坂に‥
「オイッ!死ぬな、死ぬ前に私に謝罪しろッ!死ぬなら謝罪してから死ね!」
誰が感謝するかボケッ!
柊お姉さん!と昔にやった懐かしぃ遊びの時間だよ。ハハハ♪
みんなぁ〜♪折り紙の用意は出来て要るかなぁ〜?
それじゃぁ〜はっじめっるよぉ〜♪。ハハハ♪
先ずは、用意した折り紙を半分に折ります
次に、半分に折った折り紙を開きます
そして‥‥そして‥‥紙飛行機ってどうするんだっけ?
・・・えっと?
えっとぉ〜‥‥何となく紙飛行機が完成したよッ!ハハハ♪
・・・許してくれないよね?




