７月４日《これが俺様の生き方！》by興里 ―興里くんはオキサトくんです。有名人だよ♪―
プロフィール
倉橋 興里
高校３年生の彼は忍さんと幼馴染み。
だが、その扱い方はまるで下僕‥
だけど、未だに本人は認めていない少し惨めな子。
歳が修くんと同じく１７歳な為に修くんから敬語を使われるのを嫌う。
顔付きは高校男子の中にも混じれ、女子の中にも佳奈の為なら変装して自然と何時の間にか混じっている。
どっちにも化ける事が出来るその身長は‥‥やはり低い。
成績だが、常に上位いる彼にとって勉強は簡単に出来るが‥
彼女が一度も出来た事などナイ！
‥‥まぁ出来ないのは極度のシスコンが原因なんだけどね。
兄妹で生活をしているために経済的にも確りとして要る。
ただ、生活の為に創った店の名前が
【佳奈の里】
一応は鉄工房で、其なりの人気も有るが
・・・最初は躊躇う人ばかり。
他にも色々と設定はあるがネタが無くなると困るのでこの辺で
さすがに徹夜仕事は疲れたぁ〜
店内と部屋を直通にしといて良かったって、こう言う時に感じる。
「ふぁ〜、本日は俺的に休み！」
なので学校は休んで営業開始まで部屋で寝ておくかな‥‥
――ドンドン
「・・・んあっ？」
俺の可愛い佳奈は朝から出掛けた筈だよな？
俺に会いたくて!?
んな訳ねぇーか‥‥‥‥
――ドンドンドン
「はいよっ、起きてますよっと」
出て来ないからって、叩く回数を増やすなってぇーの！
‥‥まぁ〜そんな処がまた可愛いんだけどな
――ドンドン‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ドォーーーン!!
「おいッ！最後の一発、まさか砲撃じゃねぇーだろぉーな!?」
流石に佳奈相手でも焦るわ！
ホントに砲撃だったら、この店ごと簡単に燃えるぞ!!
「たくっ‥‥あんな風に育てたっけか？‥」
あのままじゃ嫁の貰い手が無くなるぞ
・・・可愛いけりゃあのままで良いよな。
取敢えず‥‥彼氏が出来てません様に！
――店内――
「おはよッス」
「・・・最後の一発‥‥なに？」
俺の可愛い佳奈のノックとは思えない強さだったんですけど？
「これッスよ！」
「へっ、へぇ〜。」
笑顔で手に持った物を見せられたら何も言えんわ!!
「今日は出掛けたんじゃなかったのか？」
「いや～実はッスねぇ～。」
手にある物に佳奈の目がチラチラと移ってるが‥‥
聞けば良いのか？
よし、任せておけ！ 俺は兄で有ると同時に男だ、覚悟は決めてある！
危険？愛しき佳奈の為なら危険なんて関係ねぇーよ、聞いてやる!!
「え～と、それ、どしたの？」
「やっとッスね！やっと聞いてくれたんスね!!」
この笑顔で溜まった疲れは癒されていく‥‥‥‥‥‥…………
ッ！危なく目を瞑ったままサヨナラしそうだった!!
「兄貴？ウチの話を聞いてるんスか？」
「もっ、もちろんに決まってんじゃん!!」
「ホントッスかね？」
寝そうでしたなんて言えるか！
「それで、出来たのがウチの手の平サイズ、らんちゃーミニッス！」
ヤベッ！？何で出来たのか一切聞いてねぇよ!!
・・・でも、あれって暴発するんじゃねーの？
「ふふん♪どースか凄いでしょ！？」
あんな笑顔で凄いだろとか言われたら聞けねぇぇーーー!!
「あぁスゲーよ！俺も欲しいぐらいだ！」
綱渡りみたいな気持ちってこう言う時に言うんだろな？
大丈夫かな？俺の笑顔ひきつってねぇーよな？
修ぅぅぅーーー!! 助けに来てくれ！いや、来て下さい!!
「そっスか？兄貴も欲しいんスか？」
おっ！チャンチ到来じゃねぇ？
修、やっぱおめぇ要らねぇは！
「俺にくれんの？」
「ただし！条件が一つ!!」
なんだ？目を瞑って人差し指を突き立てて意味ありげなポーズ取りやがって‥‥‥‥
‥‥やっぱ、目を瞑っても佳奈は可愛いわ
「兄貴にこれをお願いしたいんスよ！」
「・・・なにこれ？」
何処に持ってたか知らねぇけどよ、プリントの束じゃん‥‥
「昨日、ウチが忍に渡された罰課題ッス、因みに兄貴の分も入ってるッスよ！」
「・・・課題、多くね？」
普通なら多くても十枚とかっしょ？
‥‥持ったらズッスリ来るって何枚よ？
「で、これを」
やれば良いのかって、最後まで言わせ無いのな！
もう店の扉の所まで動いてるしよ！！
「それじゃ、出掛けるんで後はよろしくッス！」
‥‥‥‥行っちゃったよ。
ん？‥‥あー、成る程！
また出掛ける佳奈を見て理解したわ
「・・・俺に此を渡しに帰って来たんだ。」
佳奈が出掛けた後を見ながら下らねぇー事を考えるから泣けてきた。
「・・・ある意味、俺に会いたくて帰って来たとか考えるんじゃ無かった。」
出番が少なくてもガンバる柊お姉さんで〜す。ハハハ♪
お姉さんね！、ちょっとね！、嬉しい事があったんだぁ〜♪
実はねぇ〜♪
忍にキャンディセット貰ったのぉ〜♪
いいでしょ〜♪
お姉さんは小さな幸せを舌で感じてるの♪ 皆もお姉さんと幸せを見付けよぉー!!。ハハハ♪
