僕と幼馴染みの朝 ―現実に幼馴染み(♀)はいても、起こしにまでは来ませんけどね。―
キャラ紹介的な話が十話ぐらい? 続きます
それでは、本編まで主人公達がすごす3日間に逝ってみよう!!
「おはよう、朝だよぉ~」
一人の少女が、僕の部屋に元気良くノックもなく、勝手に入ってきた。
「‥‥」
いつもの事なので、何も言う気にはなれ無い僕は、返事すら返す事もなく、彼女の反対側に向くだけで終わらす。
ある意味この素っ気ない動きが返事だったりするけどね
「起きなってばぁ~」
体を揺するな、僕はまだ眠いんだッ!!
「‥‥」
僕の思いが通じたのか、彼女は揺する手を止めてくれた‥
たまには彼女も、僕が起きる事を待ってくれる。
てか、部屋に入ってくるな‥バァ~カ♪
「カウント入りまぁ~す♪」
「‥‥!?」
「残り三秒」
「待てッ!僕は起きている!!」
ヤバイ‥ヤバイぞッ!?
彼女の強行手段は永眠しかねん!!
「おはよぉ~わぁ?」
居合いの構えを解いてくれた彼女の目は、あからさまに、僕を殺る目付きだった。
「あ‥あぁ、おはよう‥‥そして、刀をしまってくれないか?」
このバカ(彼女)は、刀を握ると変なスイッチが入るのか、何時もの寝ぼけ眼から鋭くギラ付いた殺る眼に変わる‥
そして、刀を抜いた彼女を見つけた時の忠告だが‥
死にたく無ければヤツの後ろには立つなッ!
「うん、おはよぉ~♪」
挨拶をかえすと、満面の笑みでクローゼットから、僕の着替えを取り出した。
‥‥取り出した?
いやいや!なんで、アイツが僕の着替えを取り出すんだ!?
「待ってくれ、何をしているんだ?」
「朝の用意だけどぉ~?
あたしぃ~、修くんの奥さんだしぃ~♪」
「僕には、そのような人はいないッ!!」
自分で言っていて、悲しくなるフレーズも慣れてしまえば、平気さ‥
‥‥だけどさ、虚しくはなるよね?(泣)
「当たり前だよぉ~まだ16だよぉ‥か・の・じょって、意味だよぉ~♪」
「だから、僕にそのような人はいないと言っているッ!!」
‥‥何度も言わせないで欲しいよ、心が折れそうだよ‥。
あはっ、何だか目頭が熱いや‥‥ハハハ。
なッ、泣いてなんかいないんだからね(哀)
「修くん、そろそろ泣きそう?」
「‥‥うん」




