猫玉
猫玉
ミャ〜! ミャ〜ミャ〜!
嗚呼! 五月蝿〜い!
ミャ〜ミャ〜ミャ〜鬱陶しいのよ!
サナちゃん……そうカリカリしなくても、可愛いじゃない。
可愛いいってのはね! 数匹までよ! 頑張ってと数拾匹まで! 部屋中充満しるし、数え切れないでしょ? これってさ! 収集つかないレベルだよね?
は〜い! 猫玉作りま〜す! 放出しま〜す!
虎さ〜ん! 来て! トラさんがここにいるのも、本当は納得いってないんだけど……わたし的にはね(何で虎がいんのよ?)?
良いじゃん! 良いじゃん!
結構睨み効かせてくれてるからさ、助かってるじゃん!
それはたすかってるけど……良くないわよ! デカいのよ! 場所とってるのよ!
とらちゃん! 出番だよ! おいでおいで!
ぐぅるるるる〜……のっしのっしのっし。
猫ちゃんたち、またいなくなっちゃうんだね……少し寂しくなるな……。
はいはいはい! みんな! 猫ちゃんたち虎さんの方に追い込んで!
道空けてよ! そこそこ! ケンさん! 何時までも呑んだくれてないで! 三毛拾匹、懐いてんじゃん! 駄目だかんね! 例外は認めないからね! はい! 虎さんの前に差し出して!
いい子何だよ……? お玉、珠、多摩、球、偶、多満、弾、霊、心、玉子はさ……この子たちは悪さ何かしてないんだよ、おとなしいんだよ……。
だ〜め! ジッ!
お〜怖い怖い……お玉、珠、多摩、球、偶、多満、弾、霊、心、玉子また戻っておいでよ……暫しのお別れだな……ギュッギュッギュッギュッギュッギュッギュッギュッギュッギュッ!
また戻ってとか……禁句だかんね!
虎さん! 猫玉お願いね!
がるるるる……。
ミャ〜ミャ〜……ニャ〜ニャ〜……。
のっしのっし……パク……ポイ……パク…ポイ……。
のっしのっし……パクッポイ、パクッポイ、パクッポイ……。
そこそこ〜! 猫被りしてるの出しなさいよ!
猫被りは良いだろ? 邪魔して無いだろ!
そうだそうだ!
ミャ〜ミャ〜ミャ〜鬱陶しいのよ!
聴こえ無いのあんたたち?
そんなに気になんないよな!
そうだそうだ!
へえ〜……卒業したいんだ! このお部屋から……。
し〜ん……。
それを言われちゃ〜な……。
だな……。
ぞろぞろぞろぞろ……居候はつらいな……。
だな……済まないなミ〜コ……。
フニャン。
お〜! 猫玉の尻尾が弐つに割れたぞ! 初めて見た! 猫玉又だな!
壱阡匹位いたってのか……ここに?
そんなにいるようには、思わなかったけどな?
猫玉に合体させると、猫齢が合算されるシステムなのかな?
虎さんありがとね! 送り出すまで暴れないように睨み効かせといてね!
がるるるる……うんうん。
なあ……前々から思ってたんだけどさ……。
何よ!
猫玉なら……ほら、こんなに大人しい子してるじゃん……置いといてやっても良くないか?
ポンポン!
可愛いいもんだよな!
ニッカポッカさん! 触っちゃ駄目!
ポンポン! あははははは……。
ジュポン!
あ〜あ……吸い込まれちまったな……。
だな……。
言わんこっちゃ無いわよ! みんな分かったよね! 猫玉は置いとけ無いよね!
フミャ〜フミャ〜……。
誰よ! まだ仔猫隠してるわよね?
ミ〜、ケイ……駄目だって……シッシッシッ。
親方? コォ……コ……。
ふ〜ん……わりいな……そんなつもりじゃ無かったんだけどな……ああ〜! ミ〜! ケイ!
なあ……ミ〜とケイはいいんじゃ無いかな?
駄目よ! 壱つ許すとなし崩しになるのは、何時もあんたたちでしょ!
例外は認めません!
親方!
全くもって俊太郎だぜ!
親方! お察しいたしやす……うっ……ううう……。
ミイ〜! ケ〜イ!
ジュポン! ジュポン!
フニャ〜ゴ! ビリッ……ビリッ……ピリピリピリピリ……。
何か容量とか超えたんじゃね? やばそうな青白いビリビリ出し始めたぞ!
そうね……ゴクリ……限界越えてそうよね?
ざわざわざわざわ……。
猫はね可愛いいだけじゃ無いって事! よ〜くその節穴な眼に焼き付けときなさいよ!
ざわざわざわざわ……。
ジリリリリリリリ……。
おっ! 宿借り君がお出かけの時間だぞ!
虎さんステンバーイ!
バチバチバチバチバチバチ……。
おお! 虎さんスパーク全開だな!
パク!
「ええ〜っ! もうこんな時間? やっべ……」
バタバタバタバタバタバタ……。
ガサゴソガサゴソガサゴソ……。
ガチャン!
虎さん! 今よ!
ぺったんこ!
「行ってきま〜す!」
バタン! ガチャガチャガチャ!
いってらっしゃ〜い!




