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賢者様を待っている世界で  作者: 三條聡
第1章 テグネール村 1
11/179

固いパン攻略への道

 荷車は、まっすぐにメインストリートを進む。宿屋を過ぎて、道を横断して、それから2軒過ぎて止まる。そこはパン屋だった。

 あの固いパンをまたぞろスープに入れる工夫をしなければらないのかと思うと、ちょっとげんなりする。イースト菌はどうなっているの? まだ発見されていないの? それともパンに入れることを思いつかないのですか?

 時代という抽象的なモノに叫んでみる。心の中だけで。


 でも、ミソや醤油や清酒なのどの発酵食品があるんだから、酵母も理解しているだろうに。ふんわりしたパンが出来ないなら、チャパティのように薄く焼けばまだ食べやすいのに。それとも、私が思うよりもすーっと歯が頑丈なのか? あの石のように固いパンが、普通に噛めるほどに。いやいや、あれをスープに入れているということは、固いと認識しているはずだ。


「アーベル」

「なに?」

「パンは固いよね」

「ん? そうだね、日がたつと、もう噛めないね」


 いやいや、日がたたなくても固いと思うよ。やっぱりか! あれはそれほど固くないのだ。

 それが証拠に、レギンが買って来たパンを触ってみると、もう食べ物のようには思えなかった。焼きたての温かいし、良い匂いなのに、触り心地がもう放置しきったパンだ。撲殺可能な凶器にしか見えない。


「エッバ婆さんのパンは柔らかいぜ」

「えっ?」


 まだまだ着いて来るダニエルが、新情報をくれた。『エッバ婆さん』とは、ニルスのお婆さんのことだろう。その人のパンは柔らかいと言うのだ。


「そのパンはふかふか?」

「ふかふか?」

「えっ?」

「ん?」


 話しが噛み合ない。でも、まあ解るよ、私のふかふかは、きっとこの世界の人には未知のものだ。よし、私はこの世界でふわふわのふかふかのパンを作ってやる。私の歯のために。


「ねぇ、レギン」

「なんだ」

「小麦粉を粉にするのはどこでするの?」

「水車小屋だな」

「今、粉にしている?」

「どうだろう?」


 レギンは考え、荷車を止める。


「夏に収穫した小麦がまだ終わってないんじゃないかな」

「小麦を粉にするときに出る殻は、どうしているの」

「ヤケイのエサになる」

「それは、ウチにもある?」

「ヤケイのエサは、コーンなんかが混じっているな」

「水車小屋でお願いすればもらえる?」

「さぁ、どうだろう」

「何をするつもりなんだい?」

「パンを柔らかくするの」

「柔らかくって……エッバ婆さんよりもか?」

「固いパンは、いっつもスープに入れないと食べれないのはつまらないよ」

「つまらないって、変なことを言うなぁこのチビすけ」


 レギンは荷車を進める。アーベルが興味を持ったようで、何をするのか尋ねてくれたのだが、存外、食いついたのはダニエルだった。

 まぁ、ダニエルの言うこともわかる。この時代は、季節の変化で飢饉になることは当たり前だ。食べ物を食べられるだけでありがたいのだ。美味しくとか、食べやすくとかは二の次なのかもしれない。私には、この世界の食料事情は、相変わらず謎なのだが。


「アーベル、水車小屋は遠いの?」

「そうだなぁ、ここから家に帰るくらいの道のりかな」

「後で、行ってもいい?」

「えーっと、多分もう向かっているみたいだよ」

「えっ?」


 何と、レギンはすでに水車小屋に向かっていると言うではないか。荷台に載っている私には、レギンの背中しか見えないけど、もう、頭をぐりぐりしたいくらいだ。

 よし、上手いことふすまを手に入れたら、ふわふわでふかふかのパンを食べさせてやるぞ!


「なぁ、アーベル。本当にこいつのメシは美味いのか?」

「今からお昼が楽しみだよ」

「じゃあ、俺、このまま着いて行って食う」

「えっ〜」

「なんだよ!」


 後ろから聞こえる会話で、昼の食事の人数が5名に増えそうだ。

 しかし、思うように情報が集まらない。うっかり何かまずいことを言ってしまうと、ここにも居られなくなるかもしれない。と、思うとなかなか質問も難しい。知りたくてウズウズしているのに、聞けないのはストレスが溜まる。

 でもまぁ、レギンやアーベルは、嫌がらないで良く教えてくれる。それは凄く感心しているよ。きっと、エイナにとってすごい良いお兄ちゃんだったのだろうと思う。私でも、こんな出来た子だったら、兄に欲しいと思う。

 ふと、妹のことを思い出す。

 あぁ、今頃、私の世界では私の扱いはどうなっているのだろうと思う。会議に来ない! と叫んでいる同僚を思い浮かべる。それとも、ここの時間の経過の影響を受けないのか?


「レギン」

「ん?」

「ありがとう」


 レギンが珍しく振り返る。


「面倒を見てくれてありがとう、だから、私頑張るよ」


 何を頑張るんだと、自ら突っ込みを入れる。が、レギンは微笑むだけだった。16歳には見えないのだけど、もうお父さんに見えるよ。なんだろう、16歳にしてこの人格形成の完成度は。


 何も話さずに荷車を引くレギン、後ろでわいわい騒いでる二人。少し冷たい風が吹く中を進んで行くと眼前が開けた。広い広い畑が続いていた。ただただ広がる景色の中、水車が回っているのが見える。

 見えてもすぐにたどり着けない。遮るものがないから、水車や人家などはすぐに解るのだが、そこにたどり着くには時間がかかる。東京生まれの東京育ちには、じつに焦れったいのだ。荷台に乗って楽しているのに、なにを言うと言わないで。


「あっ、ダニエル何しに来やがった」


 やっと辿り着いた水車小屋の中に、最初に入ったのはダニエルだった。が、すぐさまそんな文句が小屋の中から聞こえてくる。


「何って、レギンが用があるんだってよ」

「何、レギンが?」


 小屋から顔を出したのは、白いあご髭のおじいさんだった。


「なんだ、羊飼いが何のようだ?」


 レギンを見ると、おじいさんは歓迎の笑顔を浮かべた。テグネールのアッフなんて言われているダニエルとは、日頃の行いが違うのだろう。アッフって、本当にどんな生き物なんだろう?


「ヤケイのエサになる小麦の殻を譲ってくれませんか?」

「どうした、エサが無くなったのか?」

「いや、少し試したいことがあるらしい」

「試したいこと?」

「何でも、パンを柔らかくするらしい」

「はぁ?」


 思いっきりの『はぁ』だったが、レギンは表情も態度も変えることなく頷いた。

 いぶかしげに見るおじいさんは、首を傾げた。


「また、アーベルの発明とやらか? まぁ、ヤケイのエサとしてなら売るのは構わんが……」

「粒の細かいのと、荒いのがありますか?」


 待ちきれずに私は前へと一歩を踏み出した。そしてやっぱり、おじいさんは驚いた表情で立ち尽くした。

 はいはい、エイナに似ているのね。横で可笑しそうに、ダニエルが笑っている。


「こりゃ……」

「《禁忌の森》にいたんだってさ」

「なに?」


 ダニエルの《禁忌の森》の言葉に、ぎょっとした顔を向ける。


「よく無事だったな。一人で、何でそんな所に入ったんだ」

「エルナは、覚えていないらしいんだ」

「覚えていない?」

「何かショックなことがあったらしい」

「……そうか」


 あっ、この『ショックなことがあったらしい』は、人々の追求をかわせるかもしれない。しかし、会うたびにこの一連の会話をするのはメンドクサイな。アーベルがかなり上手く説明をしてくれるので助かるが、私がこれに立ち向かうのはかなり厄介だと思った。こんな時に自分が子供であることに感謝である。

 水車小屋のおじいさんは、最初に会ったのがダニエルだったからか、少し怖そうな雰囲気だったのだが、今では、私やレギンに向ける顔は、好々(こうこう)そのものである。

 まぁ、弁のたつアーベルのお陰か、日頃の行いが良いレギンのお陰か、おじいさんは笑顔で小麦を製粉した時にでる、こちらの世界の『鳥のエサ』なるもの譲ってくれた。まぁ、ダニエルが思いのほか大人しくしてくれていたのもプラスに働いたかもしれない。


 これで私の記憶力と運によって、食生活の改善ができることを祈ろう。天然酵母は、気温との戦いだ。

 この天然酵母は、日持ちがしないので毎日作っておく必要があるのが面倒だが、作れば作るほど成功率が上がってくるだろう。いずれが、果物とかでも作ってみたいと思う。後は、私がパン作りを実践できるかにもかかっている。


「あっ!」


 水車小屋を後で、私は荷台の上で大きな声をあげていた。重要なことを考慮していなかったことに気がついたのだ。

 私の声で、アーベルは驚き、ダニエルは『うるさい』と耳を塞いだ。レギンは荷車を止めてしまった。


「ごめんなさい」


 最初に謝ったのは、レギンがあまりにも心配そうな表情をしていたからだ。


「レギン、パンはどこで焼くの?」

「どこって、パン屋だろ?」

「えっ、パン屋?」


 パン屋はパンを売る所だ。さっきもパン屋であの固いパンを買ったではないか。でも、『何馬鹿なことを』と言いたそうにダニエルの眉間に皺がよる。


「パン屋はパンを売っているところ……ですよね」

「そうだね、さっきもパンは買ったけどね。パン種を持って行けば、焼いてくれるんだよ」

「そうなの? いつ持って行ってもいいの?」

「パン屋は風の日は、釜の火を落とすから、それ以外はいつでも頼めるよ」


 尋ねようとしていたことが、頭から消し飛んだ。風の日ですと? それは曜日にあたるものなのか?

 これを聞いたら変ではないか? 質問を躊躇ちゅうちょする。

 いくらショックを受けて記憶喪失になっても、月曜日や火曜日を忘れる人はいないだろう。というとこは『風の日って何?』は禁句である。


「う〜ん、今日は……」

「今日は命の日だから次の次の日だね」


 ありがとーアーベル。今日は命の日で、明日は何かわからない日、で、風の日になるらしい。心のメモ帳に書き込む。とりあえず、明日はパンを焼いてくれる日らしいので、パン種を持って行く時間等は、アーベルに聞けば問題は無いと思う。

 と言うことは、今日の昼ご飯は昨晩のオニオンスープに、チーズとパンをさらに足して1品とする。後は、ベーコンとサラダを作ってみよう。ついでにマヨネーズも。

 ホイッパーなんて、気の利いたもは無いだろうと考えると、腕が筋肉痛のように感じた。


 あるモノと作れるモノで、苦痛だと思える世界を変えて、この世界に早く慣れようと思う。そうして足場がしっかりすれば、帰る方法なんかを探す時間や、その方法も見つかるのではないかと思う。今は、何も手がかりがなくて、どこをどう調べればいいか皆目検討がつかない。


「兄さん、エルランド親方の所に寄るんだよね」

「踏み台を頼むつもりだ」

「柵の修理用の板も追加しておいていいかな」

「そうだな……冬の前に修繕が必要かもしれないな」


 エルランド親方なる人物は、木工系の職人さんなのだろうと思われるが、またぞろアノ説明をしなければならないのかと思うと、今日はもう勘弁してほしい。

 でもなぁ……ここで暮らしていれば、いつかは顔を会わせることになるのだから、早いか遅いかの問題だよねぇ。まぁ、しばらくは諦めるしかないと覚悟をした。

 家に帰る道すがら、左側に建っている家々の趣が違うことに気がつく。人が住んでいそうな家の他に、倉庫のような長い作りの建物がいくつか見える。入り口も大きく、観音開きの扉がついている。アメリカの西部劇に出て来そうな厩の建物みたいに、その扉は大きくて2メートル以上の高さがあった。そのいくつかは開いており、中で座り込んだり、屈んだりして何か作業をしている人々が見えた。

 なるほど、ここが木工の工房なのだと気がついた。辺りには、オガクズが多く敷き詰められているし、建物の外には、雨ざらしの切り倒したばかりの木材が転がっていた。


「親方、おはようございます」

「おお、アーベル」


 アーベルが、外で木材の枝を切り落としている男に走り寄ると、エルランド親方と思われる人物は作業の手を止めて立ち上がった。アーベルへ向けるその顔には、孫に会ったかのように嬉しそうだ。あっ、でも年齢は40代くらいだと思うから、お爺さんではないですよ。身長はレギンより低いが、筋肉のつきかたが半端ない。何、その上腕二頭筋は? と喉元まで出懸かったくらいだ。

 しかし、アーベルの社交力は本当に高い。世の中には、無条件に人に好かれる才能と言うものがあるが、アーベルはまさにその才能を持っている。そのうえ、話す言葉は穏やかで丁寧なのはさることながら、実は声がもの凄く奇麗なのだ。

 自称、声フェチの私にはたまらない。鼻にかかってないまっすぐな声、揺れのない透明な声なのだ。人の声は、かなりの確率で多くの雑音が入るものだ。鼻にかかると音は濁る、喉にかかるとさらに雑音が増え、俗に言うダミ声と呼ばれる声になる。

 喉の奥から音が口から出る時に、口蓋こうがいの状態や骨格によってまっすぐに届かないものなのだ。アーベルと話していると、時々、声を音として聞き惚れてしまうのだ。


「ちょっと踏み台を作って欲しいんだけど」

「なんだ、弟子になりに来たんじゃないのか」

「違うよ〜」

「お前さんが弟子になってくれりゃぁ、工房は安泰なんだがなぁ」

「僕、そんなに器用じゃないよぉ」

「お前さんの価値はそんな所じゃないんだがなぁ〜」

「で、踏み台だけどね、釜の横に置きたいんだけど、釜に対してこう置きたいんだ」

「ふむ」


 踏み台注文が、いつの間にかアーベルの勧誘になったりもしている。少し残念そうなエルランド親方を見ると、本気の勧誘だと思えるが、アーベルは流してしまう。無理矢理話しを戻すアーベルは、しゃがみ込むとそこらにあった枝で、地面に図を書き始めた。親方は、それを覗き込んでアーベルの説明を聞いていた。


「サイズはどうなんだ?」

「ここの2段で、1メートルかな」

「この階段部分は、釜から出ていいのか」

「うん、そうだね。踏み台の部分を広くとって、間違って落ちないようにしたいんだ」

「段の幅は子供のサイズでいいのか」

「使うのは子供だしね」


 今、1メートルと言いましたか? ここの測量単位は、日本人に馴染み深いメートル法ですか?

 アーベルと親方の会話はそっちのけで、私はメートルという単語に食らいついた。いや、まてよ、ジャガイモはポテトなんて呼ばれているし、さっき買ったサラダ菜はレタスなんと呼ばれている。本当はヤード・ポンド法で、単位の名前だけメートルとかセンチメートルなんかで呼ばれてないか?


「レギン」

「なんだ」

「1メートルは100センチ?」

「そうだな」

「1センチメートルは10ミリ?」

「ああ」


 素っ気なさそうに聞こえるだろうが、レギンは微笑んでいる。特に怪しまれていないことに、調子づいて聞いてみる。


「レギンの身長は、どれくらい?」

「……どれくらいだろうな」


 ちょっと、ちゃんと答えてよ! あわよくば、レギンの身長を目安にいろいろなものの大きさが解るし、メートル法が本当のメートルのサイズなのか解るはずだったのに。


「俺は、145センチだ」


 急にダニエルが話しに割り込んで来た。そっか、ダニエルは145センチか。でも、君はいつでも測れるようにそばに居ないよね? でも、そうなるとここの世界のメートルも、私の世界と同じくらいだ。まぁ、今はこれを基準とするか。

 私は荷台から飛び降り……ようとしたが、すかさずレギンに抱え上げられてしまった。『一人で降りるな、危ない』と釘をさされる。これはもう、お父さんじゃなくて、従者みたいだ。

 とりあえず、ダニエルの真っ正面に立って、自分の身長を測ってみる。30センチ定規1個ぶん位低いかな? あぁ、と言うことは、私の身長は110センチ強かな。


「私、110センチくらい?」


 ダニエルを仰ぎ見ると、何故だか顔を赤くしている。


「知るか!」


 何故赤くなる? 女の子の免疫がないのかな? あぁ、もしかしたらダニエルはエイナが好きだったのか?

 と、おばさん丸出しの思考で、ダニエルを見た。


「エルナ、行くよ」

「えっ?」


 振り返るとアーベルがいた。

 目測開始……アーベルは160センチ前半の身長。これ以降、アーベルの身長を私の基準とする。


「アーベルは160センチくらいかな?」

「えっ? 何の話だい」

「俺は、レギンみたいに大きくなるんだ!」

「ダニエル、だから何でそれを僕に言うの?」


 アーベルとダニエルの身長議論を無視するように、荷車は再び進み出した。紅葉が奇麗な森林を背にして、立ち並ぶ家々に沿って進んだ。

 この森は、針葉樹が見当たらないし、壁も今はまったく見えない。落ち葉も歩きにくそうなほどは無いようだ。

 もしかしたら、ここは共同の雑木林なのかなと思う。昔の日本でも、朽ちた木を切り倒したり、落ち葉を少し取りはらったり、村で共同に管理して森の恵みを得ていた『里山』なるものがあった。一説には、このように人が気軽に出入るする森が、自然のままの森と接していたため、今みたいにイノシシや鹿、熊などの被害も少なかったと言う。

 もともと自然の動物は、人間は嫌いなのだ。人間に出会う確率が高い場所にそんなに入ってこない。で、共有林の外にある村には足を踏み入れることは無かったと言われている。まぁ、森に食べ物が無い年は、その道理も意味をなさなかったようだけど。『目で見る日本の歴史シリーズ 15巻改革と地域産業』を編集した時に、江戸時代の村をいろいろと調べたのだ。


 秋の涼しげな風に吹かれ、赤や黄色の葉が舞う中、私たちはヨエルを迎えに行き、家路へと急いだ。

《エルナ 心のメモ》

・パン屋がメインストリートにはある

・エッバの婆さんのパンは柔らかい

・小麦を製粉するのは水車小屋

・小麦そ製粉する際に出るふすまは、コーンなんかを混ぜてエサにする

・パン種を自宅で作って、パン屋で焼いてもらう

・パン屋は風に日は休み

・命の日 ?の日 風の日らしいが、いくつあるのか今は不明

・エルランド親方は、木工関係の工房の親方

・アーベルは、エルランド親方の弟子に望まれている

・この世界の法定測量単位はメートル

・アーベルは163センチ。これを私の基準とする

・私の身長は110センチ

・ダニエルはエイナが好きだった?

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