第1話 適当な俺と謎の少女
やっぱり小説を捨てきれず、復帰。果たして何時まで続くのやら・・・
〜2013年 現代〜
俺の名前は武原 未藤。平凡な18の学生さ。・・・最近、困った事がある。・・・全国で砂糖使った菓子がめっちゃ高くなりやがった・・・。
言い忘れたが、俺は甘い物が大好きでな、周りからはミスター糖尿病なんて言われてたりする。別に気にしてないが、糖尿病になんてなるつもりはまんざら無い。
・・・話が逸れたが、砂糖を輸入してくれてた国が取引を止めたらしい。そのせいか、大体シスコーン一袋が50円前後の値上がり・・・母は「家計に響くから砂糖を使った物は当分買わない」との事。
・・・有り得ない・・・死ぬ。俺、死ぬ。口が糖分を欲しっている。そんな訳で、近くのスーパーを虱潰しに探して安い所の菓子を自分で買うことにした。・・・が、・・・
「家から出るの面倒だ・・・甘い物は欲しいけど、やる気出ねぇ・・・」
俺はちゃんと学校にも行ってるのでニートではない(筈・・・)が、必要以上に家から出たくない性なのだ。事実、休日はニートである。
「友達パシろうかな・・・?」
そう言って、机に置いてある常時充電状態のパカ式の(?)携帯を取る。
ppp・・・
『はい?』
「あぁ、悪いんだけど甘い物買って・・・「断る」ブツッ・・・って、おい!?」
何故か、通話時間7秒で切れる電話・・・あいつ、今度会ったら殺す。・・・
「あー・・面倒臭ぇ・・・しゃあないけど行くか・・・」
重い腰を上げながら立ち上がるが、やっぱり面倒臭さい。なので、再び寝転がる。
「・・・こんな時に巨乳で優しくて俺に尽くしてくれるような娘がいたらなぁ・・・」
・・・・・・
「なんつって。そんな事起きるわけ無いよなぁ。アニメの観すぎだな」
・・・ぁぁぁあ
「ん?気のせいか?誰かの声が・・・幻聴か?」
ぁぁぁああああ!
「待て!やっぱりなんか叫び声が聞こえる!」
ああああ!?
「って、あれ?もしかしてこれって・・・アニメにありがちな・・・」
メキメキ・・・
なんて、流暢なこと言ってると叫び声と共に屋根にヒビが入り出す
「まさかの?まさかの?」
バキィ!
「きゃあああああ!?」
「やっぱりぃぃぃ!?」
天井をぶち抜いて現れた少女?(12〜3歳くらい)が悲鳴を上げながら部屋にいる俺に向かってピンポイントで突っ込んで来た。当然、回避も出来ず、溝内にモロに頭突きを喰らう。
「ぐふぅ・・・」
頭突きを受けた俺は腹を抑えながらのたうち回る。すると、少女はそんな俺を見つけると直ぐに立ち上がり、頭を下げた。
「ごめんなさい!ごめんなさい!ご主人様!!」
「いや、取り敢えず頭上げてくれ。死ぬかと思ったけど一応生きてる」
と、言いながらゆっくりと体を起こす・・・ん?なんか不自然な単語が聞こえたような?
「ちょっと待ってくれ!さっき、俺の事を『ご主人様』って言わなかったか?」
不自然な単語を言ったと思われる彼女に単語の真意を聞いてみる。
「はい!これからご主人様こと武原未藤様のお世話及び身なりを任された菜です!これからは私を頼ってくださいね!」
・・・・・・・・・
「えええええぇぇ!?」
かくして始まった俺と菜の生活・・・もう早速嫌な予感しかしない生活に不安を拭いきれない俺だった・・・
次回、ヒロイン(?)の菜の紹介。一応お楽しみに。
菜「一応じゃ無くて絶対楽しみにしててくださいよ!」