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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

雨の音

作者: 紅p

 ある曇りの日の事です。

 黄色い帽子の小学一年生の こはるちゃんは、

大きな赤いランドセルを背おって一人で家に帰っていました。

「早くかえらなきゃ、雨がふりそう……」

 こはるちゃんがつぶやくと、ぽつぽつとランドセルを雨がたたきます。

「わーーっ! ふってきたよう!」

 こはるちゃんは黄色い帽子をおさえながら走ります。

 すると、ため池に何かが動くのが見えました。

「あれ、なんだろう……」

 足を止めたこはるちゃんは、ため池を見ました。

 そこには何と、おぼれそうな子猫がいたのです。

「どうしよう……。このままじゃ、あのコがおぼれちゃう!」

 こはるちゃんはどうしようか考えました。

 その時です。

 大粒の雨がふってきたのです。

「わーーっ! ぬれちゃうよ!!」

 こはるちゃんはそのまま走り出しました。

 でも、こはるちゃんは少し気になったので、ふりかえりました。

 すると、子猫は何とかため池からぬけ出していたのです。

「よかった! わーーっ!! びちょびちょだぁ!!」

 ほっとした こはるちゃんはそのまま家に帰りました。

 その日の夜の事です。

 まだまだ雨はいっぱいふっていました。

 そして、この雨のせいで明日は学校はお休みみたいです。

「雨、やまないな……」

 そう言って、こはるちゃんはねむりました。

 すると、雨の音の中からこんな音が聞えてきました。

 びちゃ……ぴちゃ……ダンッ!

「わーーっ!? 何の音? かみなり?」

 その音にびっくりした こはるちゃんが目をあけると、くらい中に何かが動いています。

「えっ!? あ、あなたは、あの時の……?」

 そうです。

 そこにいたのは、ため池でおぼれかけていた子猫です。

 その子猫は全身ずぶぬれでした。

 くらい中でもわかります。

「ど、どうしてあなたがここに?」

 こはるちゃんは聞きました。

 でも、その子猫は何も言いません。

 それどころか動きません。

 こわくなった こはるちゃんはにげようとしました。

 でも、こはるちゃんは動けませんでした。

「ど、どうなっているの? だれかたすけて!」

 こはるちゃんは、さけびました。

 でも、雨の音にかきけされて、その声は聞こえません。

 だけど、あの音は聞こえます。

 だんだん大きくなって……。

 びちゃ……ぴちゃ……ダンッ!!

 そして、子猫の大きさは、こはるちゃんが見上げるほどの大きさになっていました。

 その子猫だったものは、こはるちゃんに近づいてきます。

 あの音と、ともに……。

 びちゃ……ぴちゃ……ダンッ!!!

「きゃぁーーーーーっ!!」

 それから雨はやみました。

 そして、あのため池には黄色い帽子がういていたのです。

 今回はおふざけ0で書いてみました☆

 実はこの話、私、紅pの母上の実話なのです!

 びっくりしました? どぅへへ♪

 何やら子供の時分に子猫事件があって、

それから1週間はこんな感じにその子猫の様なものが襲ってきたそうです……!?

 母上曰く、後悔の念と幼心のせいだったのかしら?なんて言ってます。

 まあ、一応、モデルとなった こはるちゃんはこの様に元気に生きてますので悪しからず♪

 ちなみに、母上はすぐに驚き、「わーーっ!」って言うので、

今回の作品に、沢山入れちゃいました☆

 存在感が薄い私を見て、すーーぐ、そう叫びます!

 それから、私が自分の部屋にいても、「わーーっ! 紅p、いたの?」って言います。

 さらに、私がトイレに入ってても電気を消します……。

 そう言えば私ったら職場でも、「いたんですか?」って結構な確率で言われます……。 ありり?

 一応言っておきますが、私は、おばけではありませんよ♪



 


 

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― 新着の感想 ―
子猫の姿なら助けちゃうよな…
ラストまで、ドキドキしながら読みました。 実話というのもあり、とてもリアルでした。 「あの時、あぁしていたら……」などの後悔は、 たまに夢にあらわれたりしますよね。 私も、そういう経験がありました。 …
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