表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

夢の中の少女。

作者: グルミ中毒
掲載日:2010/02/16


あるところに一人の少女がいました。


少女は眠ることが大好きで、

いつも夢を見ていました。


毎日たくさんの夢をみて、たくさんの物語を体験しました。



すると、少女は夢が欲しくなりました。


与えられる夢ではなくて、自分で夢をつくりたくなりました。


少女は毎日ベットで暮らし、昼は見たい夢の本を読み、夜になるとその夢を望みました。



しかし、夢は思うとおりになりません。


お話はいつも想像を離れて、少女は振り回されました。


でも、だんだんとお話が続くようになりました。


少女は楽しくなって、自分でつくった夢の世界でくらしました。



もう、現実より夢の世界にいることが多くなっていました。


少女は生活を忘れ、体は今にも折れそうで、肌は不健康に真っ白でした。


髪も整えず伸びっぱなしの状態で浮き世離れした姿に、


現実は少女を拒みました。



少女は現実で恋をしました。

しかし現実は少女を拒みました。

少女は現実へいこうとしました。

しかし現実は少女を拒みました。



少女はとうとう追いつめられて、その夜夢を見ました。


夢の世界とのお別れをするために。



夢の中で少女は言いました。

"この世界が壊れるか、この世界で私が死ぬか"



結果は少女の負けでした。


世界で一番の魔法使いに氷らされ、


世界で一番の騎士にくしざしにされて、


それぞれの世界で一番に少女はあっけなくころされました。



既に夢は少女を離れ、世界をつくっていました。



でも、夢は少女が欲しくなりました。夢は少女を愛していました。



ただ一人しかない少女をたくさんの夢が奪い合いました。


細くしなやかな腕


丸い曲線も伸びやかな胴


白く美しい脚…


最後の頭がとくに人気で、たくさんのこわしあいがおこりました。



そして、いくつもの世界がこわれてついに、一番暗い世界が頭を閉じ込めました。



頭がゆっくりと、眠れるように。こうして少女はばらばらに、夢で眠りましたとさ。


終 わ り … ?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ