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第二の人生は好き勝手やらせていただきます  作者: 秀作殿
一章 覚醒編
2/12

二話 5年後

転生後、トラブルもなく無事王都に到着して——リンは、冒険者としてギルドに所属することになった。


実際に、クエストにいってみると最初はかなり緊張したものの

ゴブリンなどの比較的弱い魔物は割と短期間で狩れるようになっていった。

——ありがたいことに、それなりに便利なスキルがあった為に

窮地に陥る事態はあまりなかった。


単に、依頼のレベルが低いからだろ!と言われてしまえば

それまでの話なのだが、ベテランでさえ雑魚モンスターだと舐めて

ゴブリンに殺される事があるのでよくできた方だと思う。



当初のステータスは、こんな感じ。

レベル1にしては、かなり強かった為ギルドに登録する際

受付嬢や周りにいた冒険者たちに驚かれた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


[名前] 閑谷 凛 [Lv] 1

[称号]  『ナシ』

[職業] 『テイマー』

[種族] 『人間/魔族』

[スキル] 『女神の寵愛』『空間収納』『物理耐性Lv.5』『剣術Lv.3』

     『鑑定眼』『万能感知』『体術Lv.9』『万能言語』

[HP] 1856/1856

[MP] 6754/6754

[攻撃] 874

[防御] 1421


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




——転生してから5年後が経った。



あれから、順調にクエストをこなしていき

現在は、『B級冒険者ゴールド』に昇格し

『白髪の魔術師』という二つ名までついた。

赤だの緑など様々な髪色を持つ冒険者がいるが

白色はあまり見ないらしく珍しがられた。


前は、色々な奴らから狙われた——その理由は虹彩異色(オッドアイ)だ。

この左右異なる瞳の色をもつ者は、かなり希少で高値で売買されるらしく

稀に近くの村で、こういった特異な眼を持つ子供が

生まれることがあり、人攫いの対象になっているという。


完全に自業自得なのだがこういった事も実力がそれなりについたおかげで

真っ向から狙ってくるような連中は少なくなった。


ただし、あくまで減っただけでありこれからも

つき纏ってくる愚者は必ずいるだろう。


最近は、瞳の色を魔法で変えることもできるので

治安の悪いところに赴く場合は偽装している。


だから俺は、それを気にしないで生活できるくらい強くならなければならない。


ちなみに、冒険者のランクだが

下から順にこのようになっている。



<冒険者ランク 階級基準>

——————————————————————————————————————————————————


Fランク [無名級(ノービス)冒険者]    主に素材採取や雑用クエスト                       

          



Eランク [鉄級(アイアン)冒険者]     ゴブリン程度なら倒せるレベル




Dランク [銅級(ブロンズ)冒険者]     そこそこ腕の立つ冒険者




Cランク [銀級(シルバー)冒険者] オーガー[通常個体]クラスのモンスターを狩れる実力がある冒険者




Bランク [金級(ゴールド)冒険者]     王国の精鋭並みの実力のある冒険者




Aランク [白金級(プラチナ)冒険者]    アダマンタイトに次ぐ強さを誇る冒険者

                    



Sランク [アダマンタイト級冒険者]       英雄クラスの冒険者達


————————————————————————————————————————————————————


特に、AランクとSランクには大きな壁がある。



リンはB級冒険者になってから、パーティーを組むことになった。


——『星屑』(スターダスト)というのだが、そこそこ名の知れた四人パーティーだ。

パーティーランクは[A]と、まぁそこそこやる。



——現在、王都から南西20kmほどにあるダンジョン『虚空の宮殿』(ラハマ)にいる。


この宮殿は、地下に進んでいく構造で通常のダンジョンが100階層あるところ80階層までしかない。

一応、初心者でも比較的に楽に進めるダンジョンだ——だからといって、魔物が弱いという訳ではない。


ダンジョンは一般的に深く潜れば潜るほど、罠も魔物も強力になっていく。


リン含むパーティメンバーは最下層に到着していた。



80階層のボスは『『小鬼将軍』(ゴブリンジェネシス)


危険度はランク『A』

F〜A級の順で強くなっていき、更にその上にS級、SS級、SSS級と区別されている。

本来ならA級冒険者が相手にする化け物なのだが

パーティーとしてのランクはリン達も同等————苦戦は強いられるが

倒せない相手ではなかった。


ヤツは、普通のゴブリンのように小さくなく筋骨隆々で

青い肌に漆黒の鎧を身に着けた巨漢戦士だ。

特徴的なのが、額に一本の角が生えている。


リン達は、互角以上の闘いを繰り広げたのだが

ここで予想外のことが起こってしまったのである・・・・



『ギャオォォォォォォォォォォォ』


鼓膜を震わせる咆哮・・・・

真っ黒な体躯、普通の武器や魔法では傷一つ付けられないであろう鋼の黒鱗、全てを燃やし尽くしそうな紅眼、理不尽に対象を引き裂く強靭な爪、叩きつけるだけで地が揺れる尾。


——その魔物の名を『邪竜 アリヴァス』という。


かつて、一国を滅ぼしたと伝えられている邪悪な竜が目の前に立ちふさがった。


圧倒的な存在に周囲の空気がやたら重く感じ動けないでいた。

仮にこの状況を第三者からみるならば

蛇に睨まれた蛙という表現がぴったりと当てはまるだろう。


やつの手元には、潰れた果実のようになって

こと切れてる『小鬼将軍』(ゴブリンジェネシス)がいた。



『精霊使い ラム』 Lv 34 



『勇者 ゾフィ』 Lv 36



『ヒーラー ソフィア』 Lv 27



『テイマー リン』 Lv 50



なんでこうなった・・・・


それは、誰がみても絶望的な状況だった。

——————魔獣の強さ基準



SSS級 天災級


世界を滅ぼす力をもつ最強クラスの存在。


SS級 大厄災級


一体で国が滅びる可能性がある存在。


S級 厄災級


村や町に甚大な被害を及ぼす危険性のある存在。



A級 災害級


上記ほどではないが、あらゆる地で被害がでるレベル


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