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第二の人生は好き勝手やらせていただきます  作者: 秀作殿
一章 覚醒編
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一話 始まり


閑谷 凛(18)は、不運だった。


高校三年生しかもこれから受験するってときに

飲酒運転をしていた男の車に轢かれ人生に幕を下ろした。


——ハズだった


ホラ、起きるのです!起きて閑谷 凛君起きて!起きろっ!ってい。


「ッタ・・うぅぅ、ここわ・・・・」


うっすらと目を開けると、真っ白な何もない空間に俺はいた。


たしか大学の入学試験をうけにいく途中だったハズ・・


「あなたは、残念ながら死にました。私の名は創造神 レノン——女神でもレノン様でも

 好きに呼んで構わないのですよ」


青色の艶のある髪、紫色の瞳に整った顔立ち、特に鼻筋がとても綺麗で

陶器のような滑らかな白い肌がより一層美しさを際立たせており

Eカップはあるだろう胸に似合わないほどスラっとしたモデル体型の

女性が目の前に立っていた。



「ハ?死んだのか?せ、せっかくあんな勉強したのに・・」


信号が青になって渡っていたトコまでは覚えている。

そのあと強い衝撃うけ気づいたらココにいたというわけだ。


「リンさん、いえリン君——あなたは、車にひかれて死んだの。

 つらいでしょうが、そう悲観することはありません——なぜなら、今から違う世界に転生するのです」



「え、生き返れるってこと?もう一度やり直せるのか・・でも、母さんたちには悪いことしちゃったな」


もう一度生を与えられることの嬉しさもあるが、その分残された両親のことを想うと胸が痛くなった。


そんなリンをみて察したのか——女神がそっと抱き寄せる。


「もう一度頑張って生きてください——転生する前にこれから行く世界の情報を説明しますから大丈夫です。元いた世界にも不都合が生じないように配慮しときますので」


どうやら俺は、『ラスタナ』という王国に行くらしかった。


なんでも、魔術師や冒険者がたくさんいることで有名で

料理も舌がとろけるほどの絶品だそうだ。


女神が空中にモニターをだし、その画面に色々な情報が映し出される。


「これが、この世界の通貨基準となるものよ。あなたのいた世界の通貨価値で

 いうと大体このぐらいかしらね。分かりやすいでしょ?フフフ」


———————————————————————————————————

この世界の通貨基準(1枚) ざっとこんくらい


銅貨  1円


銀貨  1千円

 

金貨  1万円


正金貨 10万円


白金貨 100万円


————————————————————————————————————



他にも例えば——職業


色々な職業があったが、やはり男としては冒険者という者に憧れを抱くものである。

まず、冒険者になるためには、冒険者ギルドに登録しないといけないらしい。


それぞれ冒険者には、[E]から[S]までのランクあるらしいのだが

詳しい説明はあっちで聞いてくれと女神も意外とテキトーだったことに驚きを隠せない。


他にも色々聞くと、死んだからといって必ずしも転生するわけではなく

そのまま魂が消滅してしまう可能性も低くはないらしい。


しかも、転生したからといって人間に生まれてくるとは限らないし

人間として転生できたとしても別の世界だったりとかなり天文学的な確率のようだ。



今からいく世界にいった異世界人は後にも先にも俺だけという。

そういう意味では、俺はかなりラッキーだろう。これはエンジョイせねば・・・・


一通りの説明を受け終わった後、様々な『スキル』を貰うことができた。

記念すべき異世界人第一号という事で、できるだけ要望を聞いてくれるらしい。

『ステータス』と念じるだけで自分の有している能力やレベルも見ることも教わった。


最後に、肉体再構築を行うことができた——しなくても、してもいいらしいのだが俺はすることに決めた。

今の容貌も悪くはないけど——どうせなら、違う容姿でやり直したい。


年齢は12歳、身長は低めにして最終的に185cmになるようにした。体重もそれに合わせてっと・・

次に、整った顔立ち、髪色は白、髪型は長くも短くもないナチュラルマッシュに、鼻は高く、

目の色は、左が<赤>右が<黄>のオッドアイに決定。


オッドアイはもしかしたら気味悪がられるだろうが、まぁいいだろう——滅茶苦茶やってやる。

なるべく若くしようと思ったのだが、どうやら冒険者の登録には年齢制限があり

12歳からでないとダメとのことだったので、このぐらいの年にしたわけである。


「レノン様終わったよ」


俺は、一息ついて腰をおろした状態で彼女を待った。

どこからともなく、光のようにパッと現れるので

最初のうちは、驚いたが何度も見るうちにさすがに慣れてくる。


「ハイハーイ、終わったのね——お疲れさま。ずいぶんかっこよくなったわね。

 見違えちゃった!前の顔も結構よかったと思うのだけどーーまぁいいわ。

 それじゃ、いってらっしゃーい。またいつか会えたら会いましょう」


女神が大きく手を振るのと同時に俺は新たなる世界へととばされた。


本当あの女神テキトーだったなぁ・・・・大丈夫かなこの先・・・・


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