女性しか扱えないセントウキに男の自分が乗るのはいかがなものでしょう

目的、所属、パイロットの有無。
すべてが不明であり、現代兵器ではどのようにしても撃墜できない真っ黒なレシプロ戦闘機。
通称アルファ。

そんなアルファへの唯一の対抗手段である、特別な能力を持った少女達。
少女達は戦闘姫と呼ばれ、一人一人が特定のレシプロ戦闘機と繋がっており、アルファに対抗できるセントウキへと変貌させられる。

しかしその肝心なセントウキは、女性しか操縦できないという欠点を持っていた。


そのため、セントウキのパイロットである女子を育成する学校を世界中は急遽建設、運用し始めた。

そんな中、あることをきっかけに世界でたった一人のセントウキを操ることができると判明した男が居た。
その男は、日本にある国立セントウキ第三パイロットスクールへと転入することになる。

この軍人気質の少年は、うら若き乙女しか通うことの許されない学校でどのようにパイロットと人と。
そして男として成長するのか。

しかし、現実はそんな甘酸っぱい物語を許すほど甘くはなかった。