新しい出会い
「うわー大きいな」
俺は、今ニコラス学園にいる。
ここで、入学する人が決まるわけなんだけど…何すればいいんだ⁉︎
人多いし、広すぎだよ!
1人あたふたしていると、声をかけられた。
「ねぇ、君入学希望者だよね?受付はもう済ませた ?」
え?受付?…あ!早くしないと!ってデカ!上級生か?
「実は、まだなんですけど…よかったら、場所教えてくれませんか?」
「いいよ、僕もいくところだったからちょうど良かったよ」
「俺は、ルーク・エンフィールドです。えっと…」
「僕は、ノア・クラウザーだ、よろしく頼む、受付はこっちだよ」
ノアさんに連れられて無事受付を済ませると、俺達は話しながら待機場所である学園内の中庭に居た。
「えーっと、君のことはなんて呼べばいいかな?」
「ルークでいいです、俺はなんて呼べばいいですか?」
「ノアで良いよ、ルーク君」
それにしても、身長高いな、俺はノアさんの体をまじまじと見た。
180を超えているであろう高身長に、サラサラの金髪は左サイドを掻き上げている
何よりも特徴的なのは、
瞳だった。
「眼の色かっこいいですね」
「そうかな?ありがとう。君のその神は、地毛かい?」
「あ、ハイ、そうです。変ですかね?」
「そんなことはないさ、青や、赤だって確かにかっこいいけど、黒だって中々いないし、かっこいいよ」
「…ありがとうございます。」
なんか照れるな、面と向かって言われると。
「それに、黒い髪には、その綺麗な碧眼がよく映えるよ」
そう言って、ノアさんは微笑んだ。
ずっと思ってたけど、ノアさんイケメンだな、優しい人だし…女子はこういう人を好きになるんだろうな
なんて、呑気なことを考えていると、中庭の中央あたりに、学園の関係者らしき人が歩いて行き、息を吸い込んでこう言った。
「それでは、これから面接を始める。今から読み上げる者は、校舎内の案内に従い、面接を受けるように」
その後、4人の人が呼ばれ、ぞろぞろと校舎内に入っていった。
やばい、緊張してきた。大丈夫かな
「こういう時こそ、リラックスだよ。焦ったって結果はついてこない。ほら、深呼吸」
「はい!」
なんか、少し落ち着いてきたかも。そうだな、確かに焦ってもいいことないな
よし!落ち着いていこう
「イーサン・ブラックバーン、ルーク・エンフィールド 、アルフレッド・セシル、ソフィア・アップルガース
以上4名は、校舎内へ」
「呼ばれたみたいだね、落ち着いて頑張って」
「はい!ここまで、ありがとうございました」
そう言って俺は校舎に向かって歩いて行った。