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第一章 続

『ムーンランド』

ある所に、永遠に夜の続く世界がありました。

そこには、人間、妖精、狼男、幽霊、どんな者でもいたのです。

ある日、その世界の王子が、行方不明になってしまいました。

女王は使いを全員使って王子を探しました。

一方逃げ出した王子は、城下の街で幼い少年に変化をして潜伏していました。

王子はそこで、ある少年と出会います。

少年は、王子とすぐ仲良くなり、毎日のように遊びました。

しかし、ある日から少年が街に来なくなりました。

心配した王子は少年の家を探し、たずねました。

そこには、倒れた少年がいました。

少年は熱を出していましたが、薬を買うお金がなく、何日も苦しんでいました。

王子は自分のお金を使って薬を買い、少年にあげました。少年は、ずっとずっと感謝していました。謝りました。

少年はすぐ元気になり、王子に両親の話をしてくれました。

少年の父親は、生まれてすぐに事故で亡くなってしまい、母親は去年病気でなくなったというのです。

母親の為の薬を買えず、とても苦しんでいたと話していました。

王子は何週間か少年と遊んだあと、しばらくのお別れだと言い、城に戻りました。

女王は、城に帰ってきた王子を、ずっとずっと叱りました。そして、泣きました。

王族と言う身分から、どこかに誘拐されたのではないかと心配していたのです。

女王はその日、王子の為に御馳走を出しました。

王子の表情は、ずっと曇ったままでした。

それからしばらくした後、王子は風邪をひきました。

使いはすぐに薬を買い、王子に飲ませようとしましたが、王子は拒否をしました。

そして、王子は自分の身分を捨てたのです。王子ではなく、一人の青年になると。

女王は驚きましたが、それが王子の考えならば。とその要求をのみました。

せめて、旅をするのに充分なお金を持って行っておくれ。と言いましたが、青年はそれを断り、ほとんど無一文で出ていきました。

青年は、少年に会いに行きます。


ラビエス シュギュラ マウロエ


玲愛れあと読みます。

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