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光と逃走
草むらから現れたのは大きな熊のような大きな獣。
毛はあるがイマイチ熊なのかどういう動物か分からず戸惑う。
一目散に逃げるが熊も吠えながら追いかけ逃げるが熊が通ったあと不自然に懐中電灯、時計の光が消え暗闇を巨体が追ってくる形となった。
三木、飴子は左へ不二見、折岡は右へ在り来たりな如何にも人為的に配置したとも取れる分かれ道を突っ走る。
熊は右へ折岡たちを追いかける。
そして突き当たり熊に爪で襲われそうになるが突然亀が光り出す。
眩い、鳥たちがバサバサと失明を危惧して避けるようにも見える。
そして2人は気を失い亀も発光が止まり動かなくなった。
仰向けに倒れ危機を逃れた。
「晴子ちゃんすごい光だったね」
「え?光った?」
そっちで光ったじゃない大丈夫かな2人はと言うが話がかみ合わずにとにかく光ったで片付いてしまった。
左手に逃げ切った2人は疲れたのか男たちと同じく倒れた。
ただ男たちが倒れたのは気絶だが2人の場合は逃走による疲労からくる眠気だった。
引き抜かれるかもしれないのに無防備に山の中で寝てしまった。