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01 始まり

消されてしまった東方二次小説に代わり、まずはこれから行くぜ!



てなワケで、復活 完人録!


それは…


人間界では完璧と称され、更には“英雄”とまで称えられた 一人の男の物語…



その者の名は…




霧裂 想刃(きりさき そうじん)



彼は産まれて直ぐに親を亡くし、養子として別の家庭に引き取られた。


それから、彼は凄まじかった…


言葉の全てを3の歳に覚え、5の歳には大学生並みの頭脳を持っていた。


10代前半で全国模試の一位を取り、16の歳には全国指名手配の極悪殺人鬼をたった一人でやっつけてしまった。


周りはこれを凄い事だと言うが、本人にとっては“普通”の事であった。



彼は完璧過ぎたのだ…


故に“友”と呼べる存在も無く、常に孤独だった…



そんな彼は今、19歳。


大学1年生である。



だが、彼は今 現代世界には居なかった…


何故か?



それは彼が 謎の世界…

幻想の生き物が住まう世界…


幻想郷に居るからだ…


何故、いつの間に目の前に訳のわからない光景が広がっているのか…


彼は少し考えた。


そこで彼は ある推測にたどり着いた。


それは…



神隠し



彼は神隠しの事を知っていた。


だが、彼の居た場所は天狗岳や藪知らずの森では無い。


しかも神隠しをされた本人が神隠しだと言うのも ちゃんちゃらおかしい話だ。


彼自身もあまり神隠しを理解し切れて無いのだろうか?


彼は陰陽師や霊媒師などでは無い為、結界にも詳しい訳では無い。


彼の知っている神隠しは今のところでは…



人間が結界を越えて、死後の世界に辿り着いてしまったと言う事である。


彼は、自分が死んだのでは と思った。


それが本当がどうかを確かめる為に腕を抓ったが、痛かった…


死んではいない…


生きている事を知って彼は少し安堵した。



だが、その安堵は意味が無い物だった…


訳のわからない光景とは、何故か玉座にもたれる子供とその隣のメイド…


後ろには出口であろう扉が在るが、緑服の女が腕組みをして通れる気配が全く無い…


そして気が付いたら体が縄でグルグルに縛られていた…


しかも自分を縛った者が羽根の生えた子供であった事が不思議でならなかった…


何故このような状況になっているのか、彼は全くわからない…


すると、玉座にもたれ掛かっている子供が彼に声を掛けてきた。


「お目覚めかしら?」


声も幼い…


やはり子供である事には変わりないのだが、子供から放たれる何かが異様な程凄まじい事…


と、彼はここに来て初めて口を開いた…


「一体…何が望みなんだ?」


彼の口から出た声は実に透き通った物だ。


そして出た言葉は彼の子供に対する、“自分”に何をするつもりなのかを訊いたのだ。


「心配しなくても、手荒な真似はしないわ」


子供の言った言葉は彼の予想を裏切った物だが、それが確実に信用出来る言葉では無い事を忘れなかった。


「誰なんだ?」


彼は率直に子供に訊いた。


子供が余りにも子供では無い事が気になって仕方が無い…


ひょっとしたら子供に化けた婆さんなのでは と言う考えにも辿り着いてしまった為、彼は早く子供の正体を知りたかった。


すると子供は不敵な笑みを浮かべながら自分の事を喋った。


「私はレミリア・スカーレット…吸血鬼よ」


名前はわかった…

だが、“吸血鬼”と言うその言葉を聞いた時、彼は少しばかり耳を疑った。


だが、吸血鬼を考えるだけでは何も始まらないので、彼は自分自身の名前を名乗る事にした…


「俺は…霧裂…霧裂 想刃だ」








続く

暇人の本気を見せてやる…


俺はこっから本当の力を爆発させる…



何をチートぶったか、少々テンション上がり気味な暇人です。


また次回

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