逢うまで2《短編版》
続きものです(*^^*)
前回をご覧になられていない方はお手数ですがお目通し下さい。
主人公、また転生してます。
探して探して探し続けた、主人公の救われる物語です。
とんでもなく短いです。
処女作です、添削ご指摘、いつでもお待ちしております
※段々付け足していくかもです何しろ素人ですので(*^^*)
苔むした神殿に光が差し込む、ある春の朝。
そこに君は石碑に寄っかかるみたいにして美しく佇んでいた。
あぁ………………………
例え、肉が腐り落ちて居ようとも、骨が崩れかけて灰になろうとも、
私はきっと…
〝私〟を見間違えることはなかった。
『ああ、あ…ああああああぁ……!!!!あああああああ!!!!』
……力が抜けて崩れ落ちた。目の前が滲んだ。
……………やっと、やっと、、
『……………………………………………………………ねぇ、』
………………掴んだ“私”の肩は、とても脆くて、今にも崩れ落ちてしまいそうで。
『………………………私、君を、探してたんだよ。
…聞いてよね、色んなとこ、探し回っちゃったん
だから。
諦めかけたりもして、でも君が、私が、待ってる
からって頑張って…。
それなのにね、君はね、寸分も狂わずに、
………………………ずぅーっと、ずっと、ここに、いたん
だね。
ごめ、ごめんね、ずいぶん、待たせてしまったか
ら。君は、私、だもんね。
もう、君を、手放したりなんてしないから。
ずっと一緒にいて、沢山、沢山、私が願った世界を
見せて上げるから。
だから……許してなんて、言わないから、………………
…置いてって、ごめん。
それで、今までありがとう。
ほんっ、本当に、あり、がとう……!!』
するりと、言葉が出てきた。
どうやら私は、いつの間にか無意識に、懺悔の言葉なんか考えてたみたいだ。頬を生暖かいものが巡る。
あーああ…、ほんと、ほんとに、
私って、バカだ。
全部捨てて、全部見なかったことにして、全部自分で壊したのに、それなのに、なんで、今更、後悔して、私、
ほんとに、ばか…………ッ。
ずっと涙が止まらなくて、泣いて、泣いて、ないて、それでも、
瓦礫の隙間から差し込んで溢れる、夜の蒼い光が、世界が、ずっとずっと、綺麗だった。
見てくれて有難う御座います(*^^*)
また転生した主人公が、どうにかして、あの神殿の島にたどりついて、前の“私”を見つけた話です。
副題をつけるとしたら「赦し」と「再会」です(*^^*)(ちなみに主人公朝から夜まで泣いてます)