強い?弱い?
ある日、人生最大のミスを犯しそれが原因で、死んでしまった青谷 翔兎は、スキルはあるが魔法の存在を何者かに消し去られてしまった異世界に転生してしまった。
そして青谷 翔兎は、最弱と言ってもいいほどの雑魚ステータスで、かなり強いスキルを持っている状態。
きっと、何かがあると思って青谷 翔兎の勝手な妄想で、青谷 翔兎が、異世界を旅し続ける。
そんな物語です。
(あらすじと同じ文です)
(ヤバイ、ヤバイ)
俺は今、とんでもない状況になっている。
今、俺は仕事で、東京の俺が勤務している会社から、
大阪の契約相手の会社で、商品説明をしようとしている。
ただ!その商品の事を忘れてしまったのだ。
カンペはあるが、今はあいにく、カバンの中である。
終わった…….。
唐突に人生最大の危機に陥ってしまった。
せめてそれっぽいことを言おうと考えたが、
商品の性能、使用用途、その他もろもろ、忘れてしまったのだ。
(笑うしかない)
そう感じた
~5時間後~
結局どうなったかは、まあ話すまでもないか。
最悪の印象だよ。
昔から確かに記憶力は低いほうだった。
でもこんな大事なことを忘れるなんてことはなかった。
正直に言うと、
「死にたい…….。」
そう俺はつぶやいた。その時
「死◯―――!!!」
何だ?と思ったころにはもう時既に遅し。
俺の頭から血液が流れていた。うっすらと残っている意識で、
声のしたほうを見ると、拳銃の持った上司がいるのが見えた。
なるほど、そういうことか、契約を台無しにした罰的な感じね。
こうなるんだったら、記憶力を上げる訓練をすればよかった。
なんか視界が開けてきたような気がする。
少なくとも、あの場所じゃない。
これがあれか?異世界ってやつなのか?
正直、とても驚いている。
だって、異世界ってこんな感じで来るの?
なんかもっとこう、
『対象の運動停止を確認。転送を開始します。』
みたいなアナウンスとかないの?
エフェクトとか、転送中に異世界について説明があったりとか
そういうのないと、この世界についてわかんないんだけど?
ねえ、だれか返事してくれない?
『蟇セ雎。縺ョ逕溷多豢サ蜍募?髢九r遒コ隱阪?ゅ%縺ョ荳也阜縺ォ縺、縺?※縺ョ遏・隴倥r縲∝ッセ雎。縺ォ霆「騾√?蠕後?∫音谿願?蜉帙?莉倅ク弱r陦後>縺セ縺。』
ん?ん?ん?何か言っているな何言ってんのかわかんないけども。
あぁ。何となく感じる、この世界に関しての情報か?
なんかステータス表示できるぽいな見てみるか
個体名:青谷 翔兎
Lv1/100
俊敏 10/20000
腕力 31/20000
幸運 100/1000000
所有能力
特殊能力
リピーター(再試行)
「自身が覚えている出来事が起こった時間に戻る」
デスリーク(悪影響)
「自身が知っている情報に対して悪い印象を植え付ける」
パーフェクトメモリー(完全記憶)
「一定の条件を満たした記憶を対象の魂に植え付ける」
メモリアルレスト(記憶消去)
「自身が干渉している対象の記憶を対象の魂および脳から削除する」
ふむふむ、なるほど。俊敏の平均値が…あれ?
平均値………..128??!。……….それで俺のステータスが、10。
平均との差が、118??!。ちょっと待てよ。
ふつう異世界転生っつたら、なんか圧倒的なステータスがあったりとか
するもんじゃねえの?
それなのに、俊敏のステータスが平均より圧倒的に低いって。
いや確かに圧倒的なステータスだよ?でもそうじゃねえだろうがよ!
しかも!聞いて驚くなよ?俺のステータス。なんと!
全部平均値より低いんだよ!
マジでどうゆうことなんだよこれはさあ。
俺転生に嫌われている状態ですか?それとも神が、俺のステータスを偽造して見せてるんですか?だとしたらこの世界の神、趣味悪すぎだろ。
なんでこんなにひどいステータスにしたんだよ!!!
~数時間後~
結局あの後めちゃくちゃ騒いだ。
ただ、悪いだけではないと見つけたのさ。
なんと、俺は、この異世界の中で20%しか存在しない、特殊能力
所持者だった。らしい。
しかもおめでたいことに、前世ではダメダメだった記憶力をサポートしてくれたり、その記憶を使った特殊なこともできるっぽい。
で、試しにその辺の動物に使ったんだけどあら大変。
その動物がもがきながら死んでしまったんですよね。
ちなみに使ったのは、パーフェクトメモリー(完全記憶)だけ!
それだけなのに、死んでるよ。行ったのは、俺の魂に植え付けられた記憶を動物に植え付けようとした。
そしたら、その情報量に、耐えられなくなって死んだ。
というわけ。いやあエゲつねえ。自分でやっといてあれだけどエゲつねえ。
あと、この世界の言語も理解できるようになった。
ちなみに、数時間前くらいに聞こえた声を、日本語に変換すると、
『対象の生命活動開始を確認この世界についての知識を、対象に転送後特殊能力付与を行います。』
と言っていたそうだ。
まあなんだかんだあって、この世界について詳しくなったので
とりあえず、その辺を散歩していた。
だってさあ?異世界だよ?異・世・界!
楽しいことがいっぱいある気がするんだよね。
あと俺は今、海良峡という峡谷の近くの山らしい
なんか、海良峡の付近には強めのモンスターが生成される特殊なコアが眠っているらしく、
かなりモンスターの密度が多いんだとか。
まあでも、大丈夫でしょ!
(あれ?もしかしてこれ、盛大にフラグを建てた?)
ということで絶賛、
アークゴーレム10体に追われています!!!
俺天才じゃね?ある意味
だってあんなにフラグを盛大に立てて一行したらもう回収してるんだよ?
ある種の才能だよね!
ああそういえばモンスターの強さについての、説明をしていなかったね。
ちょっと待ってくれ今表を用意するから
モンスターの強さ基準
強 消失
伝説
逸材
特殊
↑ 危機
別格
↑ 準通常
弱 通常
てな感じ。うん。
因みに今俺を、絶賛追いかけ回してるアークゴーレムは、
別格に分類されるらしい。
俺は、通常に分類されているから、
俺より、2段格上ということだ。
この世界では、格上のモンスターなどに格下のモンスターなどが勝利した例はないみたいデス!
つまり。詰んでる。
とりあえず、同じように、
「パーフェクトメモリー!」
俺にはこれしかまだ使い道がわかんないんだよ!
「ヴう…….。」
あれ?意外と効いてる?
「ヴァァア!!!!」
やっぱ効かないよね。また追っかけてきたよ。
じゃあ他のを試すしかないよな。
リピーター(再試行)?
これ使えそうじゃね?
「リピーター!」
使ってみる。
『転送開始』
おお!またこの声か。って
またこの場所か。どうやらここはこの世界に着いた時にいた場所だな。
つまり、異世界転生直後に戻ったわけか。
まだこのスキルは、制御できなくて、調節してリピーターはできないな。
でも、これでまたやり直せる。
とにかく急いでここから逃げよう!
またアークゴーレムに追われるのも嫌だしな。
~移動後~
俺が今いるのは、海良峡から少し離れた、高楼という高い場所にある平原に来ている。
え?道中?
死にかけたに決まってんじゃん。
崖から落っこちそうになったり、スライム10体くらいに窒息死させられそうになったり、
大変だったよ。
で、今いる高楼だが、魔物などがあまり住み着いていないらしい。
ここから約765㎞くらい北に進むと津梁揆
という町がある。そこで体を休める。
それでは、津梁揆まで向かうとするか!
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