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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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九十九話

父様に呼び出されてクロードは父様の書斎にきていた。

「呼び出してすまなかったね」

「いえ。暇を持て余していましたから」

「開拓村の一つから嘆願書がきていてね。どうもショートボアが大量発生して農作物を食い荒らしていて困っているらしい」

「ショートボアがですか。気性が大人しくて森の奥からあまり出てこないイメージでしたが」

「本来ならそうなんだけどフィールドボスのタイラントボアが発生した場合は事情がことなる。本来であれば騎士団を派遣するんだけど現在騎士団は散っていて戦力の招集には時間がかかる」

「わかりました。ショートボアを殲滅しつつタイラントボアを狩ればいいのですね」

「すまないけどよろしく頼むよ」


地図を見て開拓村の位置を確認してグリフォンで空に飛び立つ。

目標の開拓村には昼前には到着した。

到着した開拓村では今まさに設けられた柵を破壊しショートボアが畑に侵入して農作物を食い荒らしているところであった。

ショートボアはショートとはついているもののそれなりのでかさがある。

村人達はなんとか追い払おうと農具や武器を持って抵抗しているがうまくいっていないようだ。

「加勢します」

農作物を踏みつぶさないようにかけてショートボアを剣で斬り倒す。

一匹が簡単に斬り倒されたのを見て他のショートボアが逃げ出そうとする。

「逃がさないよ」

エアカッターを多重詠唱してこの場にいるショートボアを次々と狩っていく。

「すげぇ。俺達が何とかしようとしてもどうにもならなかったのに」

村人達が次々に称賛してくれる。

「ショートボアを倒してくださりありがとうございます」

「ショートボアとタイラントボアの討伐依頼を受けたクロードと申します」

「ご丁寧にありがとうございます。私はこの開拓村で村長をしているカイエンです」

「救援が遅くなって申し訳ありませんでした。プロミネンス侯爵家を代表して謝罪します」

彼らは元々住んでいた場所を離れて安住の地としてプロミネンス領の民となった。

そんな人々を守るのは貴族としての義務だ。

「クロードさんは一体」

「クロード・フォン・プロミネンス。プロミネンス侯爵家の三男です」

「侯爵家の方が直々にきてくださった。これほど嬉しいことはありません。侯爵家のために我々が出来ることを全力でやらせてもらいます」

「それでは皆さんは柵の補修を急いでください。僕は森の方へ討伐にいってきます」

村人達に見送られ元凶であるタイラントボアを求めて森に入っていった。

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― 新着の感想 ―
[一言] こういう物語の定番としては、魔物の活発化は魔王的な存在の復活や登場の兆し的な感じが多いですね。
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