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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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六百六十八話

広場にはテーブルが出され既に多くの人で賑わっていた。

料理だけでなくお酒も出されているようで大いに盛り上がっている。

クロードはここにきてからお酒を飲んでいる人を見たことがなかったのだが宴会ということで解禁されたようだ。

「ようやっと来よったな」

「すみません」

「いや。主は好きに過ごせばいいのじゃ。皆に大事な話がある」

天照大神はそう宣言して全員の視線を集める。

「長年の懸念事項であった鬼ヶ島が消滅した。これは喜ばしいことじゃ」

多くの人が「おっおっ!」と声を上げている。

「じゃが残念な知らせもある。クロードが近々、旅立つ」

大人達はいつかこうなることがわかっていたのだろう。

特に大きな反応はなかった。

だが、問題は子供達だった。

「クロード。行っちゃうの?」

「ごめんね。やらないといけないことがあるんだ」

この世界はクロードとすれば故郷のようなものだ。

だが、それでも転生して過ごした異世界も大切なものなのだ。

「また、会える?」

「約束する。また会いにくるから・・・」

「うん・・・」

世界を渡るのは通常の神であれば難しい。

だが、クロードはそれぐらい難なくこなせるほどの力を秘めた神だ。

すぐには難しくても必ず会いにこよう。

「皆の成長を願っているよ」

「クロードに負けないぐらい強くなる」

「僕も」

「私も」

子供達は元気にそう答えた。

クロードはこの子達に恥じない自分でいたい。

その為にはまだまだ頑張らなければ。

この日は、夜遅くまで多くの人と語り合った。



「準備はいいかの?」

天照大神はそう言ってくる。

「はい。お世話になりました」

「建御雷神よ。せいぜい足を引っ張らないようにの」

「酷い言い草だぜ。まぁ、土産話を期待しててくれ」

「では、行きましょう」

そう言うとクロードと建御雷神は車に乗り込んだ。

向かった先は空港だ。

プライベート機に乗り込みイギリスに向かう。

今回はぎりぎりまでオーディンにこちらの動きを悟られないように世界樹を経由して異世界に戻るのだ。

建御雷神が同行した理由は天照大神が管轄する神界とのゲートを開いてもらうためだ。

神界ではクロードの配下である天使に神殺し達が万全の状態で待機している。

まぁ、建御雷神も武神としてオーディンに思うところがあるらしくかなりやる気になっている。

神だからと言って好きなことをしていいわけではない。

クロードとしても現状のオーディンはなんとかしなければと思っていた。

それは神殺しであるクロードの責務でもあった。

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