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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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六百二十八話

クロードは自身のステータスを確認していた。

この体に馴染んできたとはいえまだまだ全盛期の力には及ばない。

魔力、疑似神力、神力を使い分けることで誤魔化してはいるがなんとかしなければ。

そんな時、1人の神がクロードの元を訪ねてきた。

武神、建御雷神。

クロードでも知っている有名な神だ。

「正直、話を聞いた時は驚いた。本当に人間になっているとはな」

「初めてお会いするはずですが・・・」

「おっと。そうだったな。神の頃の記憶はないのだったか」

「なんだかすみません」

「いやいや。謝る必要はない。以前は教えを乞う立場であったが恩を返せるとあれば喜んで協力しよう」

建御雷神はそう言って胸をドンと叩いた。

と同時に異次元へと転移していた。

「ここならばどれだけ暴れても問題ない」

いつの間に抜いたのだろうか大剣を持ちこちらに向けてくる。

クロードも愛剣を抜き構える。

そこから言葉はいらなかった。

建御雷神は武神の名に恥じず物凄い強かった。

様々な思考を巡らし挑みかかるがその全てを圧倒しクロードは何度も地べたに這いつくばることとなった。

「ははは。本当にお前人間かよ」

「それを貴方がいいますか」

「いや、だって俺、神だし」

クロードがここまでボロボロにやられたのははじめてだ。

だが、追いついていなかった体がかなり馴染んだのを感じる。

荒療治ではあるが効果は抜群だ。

「10分だけ休憩だ。ほれ、これでも飲め」

そう言って渡されたのは神力が豊富に含まれた水だった。

水を飲むと疲労が抜けていくのを感じる。

疲れていた思考もはっきりとしてくるから不思議だ。

「これはかなり貴重なものでは・・・」

「気にするな。それにこいつを作ったのは神だった頃のお前だからな」

「そうなんですね」

「どれだけ疲れていようが戦える正に神がかった代物だぜ」

神が疲れるような場面はそれはそれで気になる。

そして、今も言えないがどれだけブラック精神だったのだろう。

10分はあっという間に過ぎ戦いを再開する。

幾度となく戦うがついに1本も取ることができなかった。

「今回はここまでだな。時間が出来たらまた相手してやるよ」

その言葉を最後に元いた場所に戻される。

ドーピングしていたとはいえクロードはそのまま眠りに落ちていった。


「いやはや。怖いねぇ。こっちの方が持たねぇよ」

建御雷神はそう呟いた。

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