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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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五百九十六話

「こちらの方々は精霊王から預かったエルダーエルフです」

そう言うのに合わせてエルダーエルフ3人は精霊王から貰った腕輪を外す。

「エルフか・・・。伝承でしか知らぬ種族に出会えるとは」

「彼等の住処として王都に邸宅を設けたいのですが」

「ふむ。ならば儂の所有している別宅を譲ろう。使用人や警備の兵もそのまま使ってもらって構わん」

「陛下。ありがとうございます」

これで彼等の住処はとりあえず確保できたことになる。

「それで彼等は何を目的にしておるのかな」

「それは私から」

そう言ってイフさんが名乗り出る。

「私達の目的は各地に散らばるダンジョンの調整。それと魔剣などに封じ込められた精霊の解放です」

「ダンジョンの調整とは」

「魔力とは元は神々がこの世界で奇跡を振るった神力の残滓です。その残滓を人が使えるようにしたのが魔力となります。ダンジョンは使用された魔力を集め再び使うことのできるようにするための施設となります」

「ダンジョンにそのような機能があったとはな・・・」

「精霊が魔力を運んだりしているのですが長年作業に従事している疲労した精霊を休ませ別の精霊に仕事を振ったりするのが我々の役目となります」

「なるほど。ちなみに放っておくとどうなるのか聞いてもいいかの」

「これまで以上に氾濫の周期が早まったりするでしょう」

「それは困る。こちらからお願いしたいぐらいだ」

ここでクロードが口を挟む。

「ちなみにそれは現地に行く必要はありますか」

「いえ、精霊の連絡網を使って各地の状況を知ることが出来るので大丈夫です」

「わかりました」

「魔剣と精霊の関係について聞いてもよいかの」

「魔剣や一部の魔道具は精霊の意志を無視して無理矢理縛り付けた物になります。精霊が自ら封じられた物は聖剣や法具と呼ばれます」

「なるほど。しかし、そちらの方は難しいかもしれんな」

「難しいとは」

「協力を拒んでいるわけではない。王家の所有物であれば差し出すこともできよう。しかし、各貴族家の所有物に関してはどうすることもできぬ。長い歴史の中で家宝となっている物などは特にな」

「人間の社会とは難しいものなのですね」

「それに関しては助力できるかもしれません」

「クロード。何か考えがあるのか」

「はい。今回の修行先である世界樹で色々と手に入りましたので代替えの物を渡せば交換に応じてくれる家もあるのではないでしょうか」

「なるほど。全ては難しいかもしれぬが可能性はあるな」

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