表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

577/688

五百七十七話

十分に休憩を取ったクロード達は751層に足を踏み入れていた。

ここも他の階層と同じようにゴーレムで埋め尽くされている。

だが、ここからはゴーレムが少し強化されている。

単一の属性が弱点ではなく複合属性が弱点となっている。

精霊達にどうしたらいいかと相談したのだが今の状態で複数の精霊を剣に宿すのは難しいとのことだった。

これだけの数をクロード1人で捌くのは無理がある。

ここで、カランとシルフィーからアドバイスを受けた。

「剣に宿るのは無理でも魔法と魔法を合わせるぐらいなら可能だろう」

精霊達が個別に魔法を使い大気中で合わされば結果として複合魔法と同じ効果を得られる。

この時、どちらかが強かったり弱かったりすれば複合魔法は失敗する。

難易度はかなり高いが精霊達のやる気は十分だった。

一度750層のセーフエリアに戻り練習を続ける。

精霊達は何度失敗しても挑戦を続ける。

かなりの時間がかかったが少しずつ精度が上がっていき成功させた。

その成功を皮切りに他の精霊達も複合魔法を成功させはじめた。

これなら大丈夫だろうと改めて751層に足を踏み入れる。

クロードは精霊達が苦労して習得した複合魔法をすんなりと成功させる。

精霊達も分散してゴーレムを狩り続ける。

その成果は練習で遅れた時間を取り戻すほど凄まじい物だった。

ドロップ品を回収するカランとシルフィーが大変そうではあるが見なかったことにして狩りを続けた。

結局この日は760層まで登りいつもと変わらない時間にイフの家へと戻ってきた。

大変だったのだからとカランとシルフィーはイフの家に居座り料理を振舞うことになった。

この日、作ったのはピザである。

栄養が偏らないように野菜ピザや肉をたっぷりと使ったピザにデザートにフルーツピザなどを出した。

2人は満足したように帰っていきしばらくしてイフが家に戻ってきた。

「あら、思ったより早かったわね」

「夕飯はできてますよ」

「そう。ありがとう。それとこれを渡しておくわね」

そう言って渡されたのは大量の食材だ。

「ありがとうございます」

「いいのよ。その代わり今後も美味しい食事をお願いするわね」

「それは勿論」

世界樹500層から600層には貴重な食材が豊富にある。

時間を見つけて取りに行こうと思っていたが思わぬタイミングで手に入ってクロードとしてもホクホクであった。

しかし、この時は予想できていなかった。

ハイエルフ達は料理を習うと名目でクロードの料理を狙っていたのである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ