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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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五百五十八話

今クロードは修行道具を着け筋トレをしていた。

目の前には伝説級の回復アイテムである世界樹の実と世界樹の種が山積みにされている。

ステータスに隠れがちだがこの世界にも筋肉は存在する。

前世と同じように極限まで追い込み回復するときにより強い筋肉へと生まれ変わる。

それは魔力回路も同じことでどちらも追い込み回復アイテムである世界樹の実と世界樹の種を摂取することで強制回復させることで徹底的に鍛え上げるのが目的となる。

言い出しっぺであるイフさんはというとファフニールに頼まれて素材を色々取りに世界樹を巡っている。

元々ハイエルフ達が集めていた備蓄があったのだがそれでは足りなかったらしい。

アイテムボックスに備蓄してある素材を提供しようとしたのだが暇つぶしに丁度よいと拒否されてしまった。

それならばと付き合おうとしたらこの修行法を言い渡されてしまった。

そんなわけで魔力の放出を調整しつつもどちらも追い込んでいく。

どちらか一方が限界にならないように魔力の放出にも気を使う。

これもこれで繊細な魔力の使い方の修行にもってこいだった。


修行の合間に料理やお酒造りなどにも手を出している。

料理はイフさんが喜んでくれるしお酒はファフニールさんへの差し入れ用だ。

料理はまだしもお酒造りに関しては錬金術様様だ。

本来の作り方をしていたら物凄い時間がかかるのだが発酵の促進を促したりと実に便利である。

まぁ、その発酵の見極めを失敗すると美味しくない物が出来上がってしまうのだがそこは数をこなすことで実に手慣れてきた。

色々やることがあるというのはいい。

ただ、ボーっと過ごすのは時間がもったいないと思ってしまうのだ。

イフさんからは適度に手を抜きなよとお小言を言われてしまうのだがその辺は性分なので仕方ない。


はじめて自分の内側に潜った日からイフさんに手伝ってもらって何度も潜っているのだが今だに鍵は見つからない。

そして、今まではほとんど見なかった前世の記憶を夢でみるようになった。

そのことをイフさんに伝えたら必要なことなのだろうと言われた。

今まで前世の記憶をみなかったのは恐らく神の細工によるものだろうと。

転生させられた時に前世をなるべく思い出さないように仕向けられたのだろう。

まぁ、前世のことを頻繁に思い出せばどうしても未練のようなものが生まれたりするらしい。

中にはホームシックに囚われたり元の世界に帰ろうと禁呪に走ったりとそういった人々もいたらしい。

そういう意味ではこの世界で生きていくには必要なことなのかもしれない。

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