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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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五百五十一話

「ハイエルフが住まう里、天樹の里へようこそ」

ゲームの知識では知っていたとはいえこうして世界樹の枝に作られた家々を見ると圧巻だ。

いかにもエルフ達が住んでいるといった雰囲気も素晴らしい。

「まずは汗を流そう。話はそれからだよ」

そう言ってイフが前を歩きはじめる。

慌てて後を追いかける。

辿り着いたのは一つの泉だ。

世界樹からこんこんと湧き出している水の正体は世界樹の雫だ。

世界樹の雫はどんな怪我でも治す秘薬だそれが無制限と言える程湧き出している。

「入る前に世界樹の雫を貰ってもいいですか」

「いくらでもどうぞ」

クロードはお言葉に甘えて湧き出している世界樹の雫を空き瓶に詰めていく。

全ての空き瓶に詰め終わり服を脱いで泉に浸かる。

体中の疲れが溶けてゆくように抜けていく。

極楽な気持ちに使っているとちゃぽんという音が後ろから聞こえた。

いつの間に服を脱いだのかイフも泉に浸かっていた。

エルフらしいといえばいいのか胸は控えめででも美しい体のラインをしている。

クロードはなるべくそちらを見ないように努力する。

「ふふふ。何を恥ずかしがっておるのじゃ」

そう言って近づいてくるイフは女神のような微笑みをしている。

「イフさんも女性なんですよ・・・」

「童のようなお主からそう言われるのも悪くないのう」

イフがいたずらっ子のような顔をした後背後から抱きしめられた。

「童とは思えぬ鍛え抜かれた体。いいのういいのう」

「ちょっと、イフさん・・・」

そこに救いの手が差し伸べられた。

「なんじゃ。婆が小僧を襲っておるのか」

そう言って現れたのはよく見知った相手だった。

「師匠」

鍛冶の師であるドワーフのファフニールのお爺さんだった。

「っち。もっとゆっくりくればいいものを」

た、助かった。

イフさん、本音が漏れてます。

「儂を呼び出したのはお主達だろうに」

「それで師匠は何故ここに・・・」

「ハイエルフ達に頼まれての。主の装備を見に来てやったぞい」

「ミースールからここまで遠かったでしょうに」

「ここだけの話、儂の住処からここまで転移門で繋がっておるのさ」

「ごほん。地上ではこやつ、ただのドワーフを名乗っておるがその正体はエルダードワーフじゃ」

エルダードワーフ。

それは神々の武具を鍛えたといわれる伝説の存在だ。

「地上でお主に教えたのはあくまで人間の技術のみ。儂の手にかかればどんな装備も万全の状態にしてやるぞい」

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