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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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五百三十一話

クロードは世界樹の301層に足を踏み入れていた。

どういう理屈でそうなっているのかはわからないが世界樹の301層は歩くスペース以外は横も天井も水で満たされており水生の魔物が全方位から襲ってくるような作りとなっている。

ここで大活躍したのはやはり水の精霊達である。

彼等は水を得た魚のごとく接近する魔物を次々と狩っていき通路にドロップ品を置いていく。

クロードはただ歩きながらドロップ品を回収するだけでよかった。

ドロップ品は食用となる物以外にも頑丈な鱗や牙だったりと武器や防具に使えそうな物も含まれている。

ゲーム時代でも素材目的に籠っているプレイヤーがいたなと思いだした。

しかし、今のクロードからすれば物珍しい装備が作れるというだけで性能面を考えたらかなり微妙な物になりそうである。

そんなことを考えていたらちょっとした広間のような場所に到着した。

300層を超えてからはこうした広間が点在しておりセーフティーゾーンの役割を果たしている。

ゲーム時代と同じようにセーフティーゾーンは健在のようで少し早いが休憩をとることにした。

ずっと魚介系の魔物のドロップをみていたからだろうかこの魚介系を生かした食事を作ろうと作業に入る。

ドロップ品の特徴の一つとして寄生虫を気にしなくてよいというのがある。

そうれあれば海鮮丼にチャレンジしてみるのもいいだろう。

マグロにホタテ、海老やウニなどの下処理を素早く済ませ炊いた米の上に乗せてゆく。

以前手に入れておいたワサビを醤油に溶かして海鮮丼の上にかける。

それに野菜たっぷりの味噌汁を準備して食事の準備は完了だ。

この広間は多少はマシとは言え水に囲まれている為に非常に冷える。

熱々の御飯と新鮮な魚介類。

そして味噌汁が冷えた体に染みわたっていく。

たっぷり食事を堪能したクロードは周囲の警戒を精霊達に任せ毛布に包まり一眠りすることにした。


世界樹の中は日が差さない為、時間はわからないが目が覚めた。

クロードは手早く昨日の残りで食事を済ませ再び世界樹の攻略を開始した。

とはいえ、クロードはドロップ品を回収しながら歩いていただけであるが。

昨日までのエリアより魔物は大型になっているが水の精霊達は連係して魔物を確実に仕留めていた。

このまま水の精霊達に対処は任せて大丈夫そうである。


現在の世界樹攻略層は310層。

残すところ690層。

クロードが国元に帰るにはまだまだ時間がかかりそうである。

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