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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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四百九十八話

世界樹第6層。

そこは虫の支配する領域だった。

巨大な芋虫が目の前に大量にいる。

これを食べようとは思わないのだが幼い精霊達によると食料としては優秀らしい。

正直スルーしたい気持ちもあるのだがどちらにせよ第6層中を周らなければならないことに変わりはない。

気が進まないまま芋虫達を狩りドロップ品をアイテムボックスに放り込んでいく。

幼い精霊達が勧めるまま芋虫以外にも大量の虫を確保したクロードは足早に第6層を後にした。


世界樹第7層。

そこはどこを見てもキノコの生えた世界だった。

食用以外にも薬になるものや毒を持った物など種類は様々である。

成分のよくわからないキノコもあったが幼い精霊達が解説をしてくれた。

そのおかげもあり安全に様々な種類のキノコを採取することが出来た。


世界樹第8層。

そこは香辛料の宝庫であった。

ゲルマン王国の南の国で栽培されている物は勿論のこと珍しい物まで揃っている。

癖の強い物から他の物と混ぜて使うような物まで。

休憩の時に色々掛け合わせてお茶を入れてみたがこれは色々と研究してみたいと思ってしまった。


世界樹第9層。

そこは淡水魚が空中を泳ぎ回るエリアだった。

ここでも幼い精霊達が魚を追い詰めてくれ作業は順調に進んだ。

幼い精霊達にお礼を言って次の階層を目指した。


世界樹第10層。

そこは一面田んぼとなっており様々な種類の米が実っていた。

元日本人としては米が手に入るのはありがたい。

次々と刈り取りアイテムボックスに放り込んでいく。

久々の米にテンションの上がったクロードは日本食を作ってしまった程だ。

米はまだ大和の国で買った分が残っているが世界樹産の米は格別に美味しかった。


世界樹第11層に足を踏み入れる。

食糧庫であった第10層までと違いここからは魔物が出現する。

とは言え第11層に出てくるのはゴブリンだ。

普通であれば負けることはまずない。

「やぁ。ようやっと来たね」

そう言って話しかけてくるのは赤い光を放つ精霊だった。

「君たちは10層に居た精霊達と違うようだね」

「僕達の説明をしようか。僕達は契約するだけの力はない。でも力を合わせれば魔物を倒すこともできる。君には僕達に指示を出して100層まで登ってもらう」

何とも厄介なことになってきた。

精霊達に指示を出して魔物を倒さなければいけないとは。


契約の出来る精霊は絶大な力がある。

これは未契約状態で精霊達を操ることで精霊の使い方を学ぶ為にエルフ達にも出される課題だった。

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