表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

495/688

四百九十五話

クロードは世界樹の第2層に足を踏み入れた。

世界樹の第2層の多くは草原地帯で構成され草食動物の宝庫である。

クロードを見つけた幼い精霊達は早速集まってくる。

話を聞くと1層の幼い精霊達から話を聞きやって来るのを今か今かと待ち構えていたらしい。

幼い精霊達の話ではエルフが2層にやってくることはあまりなく久々の来訪者とのことだ。

クロードは幼い精霊達の相手をしつつも肉を確保するべく狩りを開始した。

まず最初に目についたのは黒い毛を持った牛達だった。

気配を殺して近づいて次々と牛を狩っていく。

牛達はドロップ品として肉や角などを残して消えてゆく。

魔石は残さなかったが魔物と同じような扱いらしい。

この分なら狩り尽くしても自動的にリポップするだろう。

獲得した物をアイテムボックスにしまい込み次の行動に移る。

次に目に入ったのは羊の群れだ。

こちらも外敵が存在しないためか草を食んでいる。

クロードはこちらも気配を殺して忍び寄り一気に狩り尽くした。

羊毛や肉にミルクなどをドロップして消えていった。

幼い精霊達はクロードの狩りを見て喜んでいる。

クロードの技術は達人の域に達しており見ているだけでも楽しいようだ。

その後もクロードは狩りを続け鹿や馬に白い毛の牛などを狩っていった。


お腹の空いたクロードは見晴らしの良い場所に陣取ると調理の準備をはじめた。

先ほど手に入れた肉を少量ずつ取り出して焼いて食べ比べをしてみる。

軽く塩を振っただけだがどれも肉の旨味が凄く満足のいく結果だった。

クロードは食休みにギターを取り出して曲をいくつか奏でてみる。

すると続々と幼い精霊達が集まってきて揺ら揺らと揺れている。

曲が終わると幼い精霊達は感想を告げて散っていった。


クロードは再び獲物を求めて移動を開始する。

狩りを続けて数時間経とうとしている頃、他の幼い精霊達とは毛色の違う幼い精霊達と出会った。

気になって近づくと一瞬こちらを見たような気がしたが近づいてくることはなく何となく暗い雰囲気である。

クロードが声をかけると驚いたように跳ねたような気がした。

「君は僕達が見えるのかい」

「見えるけどどうかしたのかな」

「僕らの姿を見える人物が訪れたのは数百年ぶりなんだ」

詳しく話を聞くと触れ合える人物がまったく訪れないことでいじけた幼い精霊の集まりらしかった。

クロードはいじけた幼い精霊達が満足いくまで話し相手になることを決めて腰をおろした。

幼い精霊達は最初は愚痴のようなものを言っていたが久々に会話をできることを喜んでいるようだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ