表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

470/688

四百七十話

クロードは村長と共に朝食を取った後森に来ていた。

魔法で木を伐採して加工を施しアイテムボックスに次々と放り込んでいく。

休むことなく作業を続けること半日。

区切りの良いところまで木材を確保したクロードは昼食の為に村長の家に戻る。

クロードはゴブリン被害で食料に難のある今、負担をかけるわけにはいかないと死蔵しているオークの肉を提供していた。

村長は喜び、食べきれない分に関しては干し肉に加工すると言っていた。


昼食の席にて村長が話しかけてくる。

「クロード殿。作業の方はどうですかな」

「おかげ様で順調ですよ。数日のうちには防護柵の作成に入れると思います」

「食料の件もそうですが何から何まですみません」

「救う力があるのに何もしないのはダメだと思っているだけですから」

「若いのに立派なのですね。これは愚痴になってしまいますがご領主様にも見習ってもらいたいものです」

「この地の領主には会ったことはありませんがこの村にくるまでに受けた印象では手が足りないのでしょうね。魔物の被害に困っているのはどこも一緒でしたから」

「そうなのですな。しかし、それでは我々は切り捨てられたということでしょうか」

「辺境ですからね。手が足りなければ大を守る為に小を切り捨てるのも時には必要なことでしょう」

「理解はできますが納得はできませんな」

「その気持ちもわかりますが今は出来ることをするしかないでしょうね」

「出来ることをですか」

「まずは手始めに集めてもらった若者達を鍛えるところからですかね」

「鍛えるですか。私はてっきり防護柵作りの手伝いをさせるものかと思っていましたが」

「そちらは私一人でもできますから。防護柵を作っても最低限、自分達の身を守る力は必要ですよ。私もいつまでもここにいて手助けできるわけではないですからね」

「確かにおっしゃられる通りですね」

「それではそろそろ行ってきますね」

そう言い残しクロードはこの村の若者達が集まっている広場に向かうのだった。


広場についたクロードは集まった若者5人を見渡す。

「はじめまして。クロードと申します」

「なんだ。まだ餓鬼じゃねぇか。村長が大事な用があるっていうからきたって言うのに」

「大事な用があるのは間違っていませんよ。皆さんにはこれからこの村を守る為に鍛錬してもらうつもりですから」

「鍛錬って言われてもな。この村に武器なんてねぇぞ」

「それは大丈夫です」

そういってクロードはアイテムボックスからリザードマンが使っていた程度の良い槍を6本取り出すのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ