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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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四百六十九話

クロードはゴブリンの討伐を終えて村に戻ってきた。

村は相変わらず活気はなく皆、家に引き籠っているようだ。

そんな中、クロードは村長の家を目指した。

村長の家に着いたクロードがドアを叩くと村長はすぐに現れた。

「おぉ。ご無事でしたか。帰ってこられないからやられてしまったのかと心配しましたぞ」

「ご心配をおかけしてすみません。規模が大きかったので殲滅に時間がかかりました」

「では、我が村を困らせていたゴブリン共はいなくなったのですな」

「えぇ。ですが森の中には他にも多くの魔物や野生生物の気配がありました。このままではいずれこの村に被害をもたらすでしょう」

「それは困りましたな」

「そこで提案があるのですがよろしいでしょうか」

「なんでしょうか。お聞かせください」

「森から木を切りだし村全体を覆ってはいかがでしょうか」

「それが出来れば確かに安全かもしれません。しかし、森には危険がいっぱいなのでしょう。作業中に襲われる可能性もある」

「切りだしや組み立ては私一人で行いますので大丈夫ですよ」

「旅の御方にそこまでしていただくわけには」

「お気になさらず。私が旅だった後、この村が滅んでは寝覚めが悪いというだけですから」

「そこまでいって頂けるならお願いたします。我々に出来ることがあれば何でもおっしゃってください」

「そうですね。ではこの村の若者の時間を少し頂きたいのですが」

「午前中は仕事のある者がほとんどですが午後からなら大丈夫だと思います」

「わかりました。なんにせよ作業は明日からですね。流石に少し疲れました」

「部屋の準備は整っていますよ。何か必要な物があればおっしゃってください」

「お気遣いありがとうございます」


クロードは村長に案内されて空き部屋に案内される。

部屋にはベッドと机と椅子があるだけだった。

クロードは紙を取り出して国王であるポセイドスに向けて手紙をしたためる。

ここまで旅をしてきて感じたことを記していく。

やはりというべきかどこの国々も魔物の被害に悩まされておりクロードは関わった村や街が困っていれば積極的に手助けをしてきた。

そんなこともあり真っ直ぐ向かえば3か月ほどで着く距離であったものの半年をかけてここまで移動してきた。

書き上げた手紙に記載漏れがないことを確認して蝋で封印を施し手紙だけを転移魔法の応用で転移させる。

手紙の行き先は国王であるポセイドスの執務室である。

クロードはやることも終えたので体を生活魔法で綺麗にした後ベッドに横になるのだった。

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