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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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四百三話

「状況を考えると一刻の猶予もありません」

若い冒険者達の仲間は今も危険に晒されているのは間違いない。

「それでどうするつもりかしら」

「二手に分かれます。皆さんにはワーカーアントを討伐しながらこちらの方面を当たってください」

「それでクロードは一人で行くつもりかしら」

「申し訳ないですがその通りです」

「わかったわ」

エリーゼがあっさり引いてくれて安心する。

クロードが本気で探索するなら足手まといを連れて動けば機動力を生かせなくなる。

「支援魔法をかけてから出発しますが今までと違って常時かけなおせるわけではないので気を付けてくださいね」

この場にいる全員に支援魔法をかけてからクロードは単身、冒険者救出のため動き出した。


クロードは物凄い速さでいる可能性の高いポイントをまわっていく。

遭遇するワーカーアントは襲いかかろうと動き出すが転移魔法や歩法で潜り抜けスルーする。

若い冒険者達の話が本当なら残してきたエリーゼ達が冒険者達に遭遇する可能性は低い。

気配探知で気配を探っているとワーカーアントとは違う気配を探知する。

そちらに向かえばボロボロになりながらもワーカーアントから身を守る3人の冒険者に遭遇した。

「今助けます」

クロードはそう告げると周辺のワーカーアントを討伐していく。

範囲魔法では冒険者達を巻き込んでしまうため初級魔法であるファイヤアローと刀で次々とワーカーアントをしとめていく。

周辺のワーカーアントの討伐が終わった頃、気が抜けたのか冒険者達は座り込んでしまった。

「もう大丈夫です。エリアヒール」

クロードは安心させるように声をかける。

「もうダメかと思った」

「貴方方も崩壊したパーティーに参加していた冒険者ですね」

「他の奴にもあったのか」

「ええ、その方達から貴方方の救助を依頼されました。お話ではまだいるはずですが何か心当たりはありませんか」

「すまないが俺達も逃げるのに必死で他の奴がどうなったかはわからないんだ」

「そうですか。3層と4層の間の安全地帯に送り届けるので僕につかまってください」

冒険者達は訝しがりつつもクロードに触れてくる。

全員が触れているのを確認してクロードは転移魔法を発動させた。

「ここは・・・。本当に安全地帯だ。俺達助かったんだ」

クロードは最低限の携帯食料をアイテムボックスから取り出して冒険者達に渡す。

「何から何まですまない」

「いえ、僕は他の冒険者を探しに行きますので皆さんはここで待っていてください」

「よろしく頼む」

クロードは生存者を探す為に再び4層へと向かった。

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