表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

391/688

三百九十一話

起きたクロードは精力的に領内の事後処理を進めていた。

ミッシェルさんとファールハイト兄様がまとめてくれていたので書類に目を通すだけだが今回の一件で滞った物流などしなければならない事が多かったのである。

それに加えて援軍を出してくれた諸侯にもお礼の品を用意する。

いくら同じ派閥であるといっても礼儀は大切だ。


それらの手配を終えてクロードの姿は王都にあった。

王都に戻ってきたクロードは王宮を訪れていた。

「クロードか。今回は色々すまなかった」

「あの状況では仕方ないかと。近衛騎士団を派遣していただきありがとうございました」

「そもそも北方問題に関わらせなければ自領の戦力だけでなんとかなっただろう。その埋め合わせをしただけにすぎんよ」

「それでも感謝申し上げます。民に被害が出なかったのは陛下の英断のおかげですので」

「それでシンラ帝国と戦った感想などはあるか」

「重装歩兵部隊は厄介ですね。完全に重装歩兵部隊で固められたら苦戦は免れないでしょう」

「勝てぬと言わないのはそなたらしいな。幸いなことに出てきていた重装歩兵部隊は壊滅させたと報告を受けている。再建するには相当な時間を要するだろう」

「航空部隊があると戦術の幅が広がりますね。今回これだけ早く決着をつけられたのは航空部隊あってのことです」

「やはり上空をとれると戦況はそれだけ有利になるということだな」

「大規模に編成をしてもいいかもしれませんね」

「そちらに関しては限定的な召喚術の使用を認める方向で調整している最中だ」

「毎回僕が準備するわけにもいかないですしね」

国王陛下であるポセイドスとクロードの情報交換はこの後も続いていく。


この後ゲルマン王国は新たな兵科として航空騎兵の配備を進めていくこととなる。

召喚陣の作成は限られた宮廷魔術師にのみ伝えられ秘匿されたのである。

同盟国であるドラゴニアや周辺の国々は秘密を探ろうとしたのだがゲルマン王国は徹底した機密保持でそれを退けた。

ゲルマン王国で航空騎兵の配備が進むと遠慮する必要はなくなったのでクロードもニーパス領に大量の航空騎兵の配備を進めていくこととなる。

航空騎兵は召喚したグリフォンやワイバーンを御する必要があったため自然と精鋭になる傾向があった。


クロードは学園に通いつつ放課後や休日は忙しく動き回ることとなるがロキの影が見え隠れする現状出来ることは全て行い何がきても万全の状態で立ち向かう覚悟だったのである。


エリーゼはそんなクロードを心配していたが必要がそうするのだということもわかっていたため見守っていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ