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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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三百八十二話

クロードは忙しく動き回っていた。

プロミネンス辺境伯家は今まで王都に屋敷を持っていなかったのだが立場上、所有しておいた方がいいという話となり屋敷を構えることとなったからである。

屋敷自体は王宮が管理していた屋敷を譲り受ける形ですぐに決まったのだがここからが大変だった。

最低限の管理はされていたが掃除が必要であったり家具を揃えたりと大忙しであり使用人も手配しなければならなかったのである。

使用人の募集をかけたところ大勢の希望者が集まり書類を読むだけでも一苦労だった。

その中から良さそうな人を選び面接を行う。

最終的にミッシア辺境伯家からの紹介の人を責任者としてベテランを数人と若い人を中心に選抜した。

辺境伯家の屋敷に相応しい内装が必要とのことで職人を雇うという案もあったのだが結局クロードが自分自身で精緻な細工を柱や壁に施した。

耐久度も同時に錬金術を応用して増しておいたので倒壊の危険はないだろう。

王都に屋敷を構えたということでパーティーを開く必要があるとのことで招待客に出す料理やお酒の選定に招待状の作成とクロードは精力的に動き続けた。

普通貴族のパーティーに王族を招待することはないとのことだが出さなければ後で何か言われそうな気がしたので慣例を破り招待状を送っておいた。


パーティーの日はすぐにやってきた。

クロードはこの日の為にアイテムボックスにしまわれている食材や酒を提供しておりお客様を迎える準備は万端だ。

まず最初にやってきたのは父であるファイネルだった。

普段はあまり領地を出ないのだが息子であるクロードが王都に屋敷を構えたと知りわざわざ来てくれたようだ。

「父様。お久しぶりです。今日は楽しんでいってください」

「うむ。こんなに立派になって嬉しいぞ」

続いてやってきたのはミッシア辺境伯をはじめとする軍派閥の人々だ。

「ミッシア辺境伯。ご無沙汰しております」

「以前は世話になったな。こうして会えて嬉しく思うぞ」

続々と招待客は集まり各大臣なども集まってくる。

会場にはこの日の為に腕利きの吟遊詩人を雇っており優美な曲が流れている。

招待客が途切れたと思ったら入り口の方で騒ぎが起こる。

クロードが慌てて向かうと国王陛下であるポセイドスの登場だった。

「陛下。本日はお越しいただきありがとうございます」

「うむ。お主からの招待状を無視するわけにもいかぬからな」

「どうぞこちらへ」

クロードは国王陛下であるポセイドスと王太子であるアドルフを上座へと案内するのだった。

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