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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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三百八十一話

魔法競技祭2日目を迎えた。

クロードも出場するということで審査員からは解放されていた。

高等部の生徒達が魔法を披露していく。

中級魔法が中心だが中には上級魔法を披露する生徒もおり場は盛り上がっていた。

アイリス姉様の番となり演習場の中央に向かって歩いていく。

アイリス姉様が杖を構えると天候が急速に崩れ黒々とした雲が集まってきて雨が降りだし暴風が吹き荒れる。

アイリス姉様はそんな状況であるというのに落ち着いておりこれを引き起こしたのはアイリス姉様であることは明白だった。

黒々とした雲に雷光が走りゴロゴロとした音も鳴りはじめる。

アイリス姉様が杖で示した場所にいくつもの雷が落ちる。

アイリス姉様が構えを解くと天候は回復して行き先ほどの大荒れの天候が嘘のようだ。

そんな中、クロードはアイリス姉様が使った魔法を冷静に分析していた。

アイリス姉様が使ったのは分類としては古代魔法になる。

天候を自在に操り己の望む状況を作りそこに魔力を干渉させることで自然現象を誘発させることで相手を攻撃する。

ただ、問題は野外でならいいがダンジョンなどの閉鎖された空間では使えないということだ。

今まで見せてこなかったということはアイリス姉様のとっておきだったのだろうと推測できる。


その後も魔法競技祭は続きいよいよクロードの番となった。

周囲の気温を一気に下げて10個同時に氷の像を作っていく。

作るのは戦乙女をイメージした氷像だ。

それが完成したら氷像が美しく見えるように光を反射させる。

最後に炎の龍を魔法で再現して氷像の周囲を漂わせたり間を抜けさせる。

氷像はみるみる溶けていき跡形もなくなったところで炎の龍を消す。

クロードは一礼して魔法の披露を終了した。


審査員達は天候を操ったアイリスか見事な芸術性を見せたクロードかで意見が割れていた。

最終的に多数決となり僅かな差でクロードを優勝とすることに決まった。

表彰式が執り行われクロードは2年連続の優勝を果たしたのである。

「とっておきの魔法だったのに負けちゃったかぁ。でもまだ1年あるし諦めないからね」

といってアイリス姉様は去っていってしまった。

食事でも一緒にと考えていたのだが今はそっとしておいた方がよさそうだ。

クロードはクラスメイトに囲まれて一緒に食事に行くことになり連れていかれたのは香辛料を大量に使ったスパイス料理の店だった。

最近オープンしたばかりだが刺激的な味が癖になり密かに人気があるのだという。

辛いだけではなくその中にも旨味がありスパイス料理を堪能するクロードだった。

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