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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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三百七十四話

時間は少し遡る。

帰国してからエリーゼもまた自分自身を鍛え上げる為に動いていた。

王宮を訪れたエリーゼは父であるポセイドスと会っていた。

「まずはよく帰ってきたな。エリーゼに会えなくて寂しかったぞ」

「長期間、国をあけてしまい申し訳ありませんでした」

「それで今日はどうした」

「近衛騎士団の訓練への参加を許可してもらえないでしょうか」

「近衛騎士団への訓練の参加か。突然そんなことを言いだすのには何か理由があるのだろう」

「旅先で己の未熟を思い知らせる出来事がありまして己を徹底的に鍛え上げたいのです」

「詳細が気になるが決意は固そうだな」

「お願いします。お父様」

「わかった。すまないが近衛騎士団長を呼び出してくれ」

近くに控えていた近衛騎士が近衛騎士団長を呼び出すべく向かっていった。

「お父様。ありがとうございます」

「それで旅先で何があった」

「私が人質に取られてクロードに迷惑をかける事態となったのです」

「人質に取られるようなことが起きたこと自体が問題だな」

「この件でクロードを責めるのはおやめください。私を攫ったのは魔人だったのです」

「またしても魔人か。厄介ごとばかり起こしてくれる」

「私は魔人にも負けないぐらい強くなりたいのです」

「クロードの隣にいるにはそれぐらい必要ということか」

そこに近衛騎士団長がやってくる。

「陛下。お呼びとのことですが何事ですか」

「エリーゼを近衛騎士団の訓練に参加させたい」

「お言葉ですが近衛騎士団の訓練についてこれるとは思えないのですが」

近衛騎士団は王族を守るべく日夜、厳しい訓練を積んでいる。

選抜試験は厳しく近衛騎士団に入れる者は一種のエリートである。

「儂も訓練についていけるとは思っていない。しかし、エリーゼの強くなりたいというその思いを酌んではくれないだろうか」

「はぁ・・・。陛下は甘いですね。訓練に参加させる以上は王族として扱えませんがよろしいですね」

「うむ。それでいいだろう」

「アンベル騎士団長。よろしくお願いします」

「それではエリーゼ様。ついてきてください」


アンベル騎士団長とエリーゼは近衛騎士団の演習場にやってきた。

「まずは基礎的な肉体能力を見させてもらいます」

「はい」

そこからエリーゼは走らされたり腕立て伏せに腹筋、背筋など体をとにかく動かさせられた。

ステータスがあがっている今だからこなせているが湯霧山での修業がなければついていけないところだった。


アンベル騎士団長はついてこれないだろうと思っていたのにこなしてくるエリーゼの肉体能力に驚かされるのだった。

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