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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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三百七十三話

「これがクロード君の作った設備か」

「試験的なものとして今回は屋根を作っていませんが大規模なものでは屋根をつけて雨天でも利用できるようにする予定です」

理事長のサイネルと共に設備の中に入る。

「こちらで服を脱いでください」

「うむ。わかった」

クロードは説明のためではあるがサイネルと共に服を脱ぐ。

「どうぞこちらへ」

勝手がわからずサイネルは困惑気味ではあるがクロードに続いて浴室へと入る。

「まずはこちらの魔道具を起動させて体を洗ってください」

クロードは実践しつつサイネルに説明をする。

「ほう。温かいな。この設備だけでも十分凄いがまだ続きがあるのだろう」

体を洗い終わったのを確認してクロードは声をかける。

「どうぞ。こちらに浸かってみてください」

「うむ。それではお先に失礼するぞ」

サイネルは湯舟に入り肩まで浸かる。

「どうでしょうか」

「おお。これはいい。全身が温まって疲れが抜けていくようだ」

クロードも失礼して湯舟に浸かる。

「やはりお湯に浸かるのはいいものですね」

「うむ。これは素晴らしい。衛生的にもよさそうだし大規模なものを是非作って欲しい」

「わかりました。明日から作業に入りたいと思います」

「よろしく頼む」


余談ではあるがサイネルはクロードが言っても湯舟から中々上がらずのぼせていたのだがクロードの介護もあり大事には至らなかった。


クロードは翌日、授業が終わると王都にある材木屋へと資材を買いにでかけた。

どうせ作るならと湯舟には檜を使いたいと思ってのことだ。

無事に目的のものを購入したクロードは予定地に本格的に手を入れ始めた。

まずは排水設備を作り檜を組み合わせて大きめの湯舟を作る。

そこにかけ流し式の魔道具を設置して地面にはスノコを敷き詰めシャワーの魔道具も複数設置する。

設備関連は手慣れていることもあり初日で完成したのだが四方の壁の設置と屋根に手間取り1週間ほどかかった。

まずは女子用のお風呂の完成である。

完成初日から体を綺麗にできると聞きつけた女子が殺到してお風呂は大評判だった。

そこからさらに1週間かけて男子用のお風呂が完成したのである。

女子の話を聞いていた男子も完成した初日から殺到したのは言うまでもない。


学園で導入されたお風呂の設備は評判となりゲルマン王国中に広がっていくこととなる。

クロードは設計図を描きそれを提供したのだがライセンス料としてクロードの手元にはまたしてもお金が転がり込んでくることとなる。


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