表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

355/688

三百五十五話

長期休みに入ったクロードとエリーゼはフラン連合王国のミースール鉱山地帯に転移魔法で飛んでいた。

「ここからは空を飛んで東に向かいましょう。エリーゼにこの指輪を渡しておきますね」

以前オーディンから受け取ったペガサスを呼び出せる指輪を渡す。

「ありがとう。どうしたらいいのかしら」

「指輪に魔力を流してみてください」

エリーゼが指輪に魔力を流すとペガサスが召喚される。

「綺麗な子ね」

エリーゼがペガサスに乗ったのを確認してクロードもグリフォンを呼び出す。

「それでは行きましょうか」

「うん」

最初は空に飛ぶのに慣れていないエリーゼに合わせて低速で飛んでいたがエリーゼはすぐに飛行に慣れたので今では普通に速度を出していた。


昼休憩以外はずっと空を飛んでいたためエリーゼには疲労の色が見える。

日が落ちてきた頃、丁度よさそうな街が見えてきたため今日はこの街で宿を取ることにする。

野宿も覚悟していたがきちんとした場所で休めるならそちらの方が疲れも取れてよいとの判断だ。

クロードとエリーゼは宿屋に併設された食事処で食事を取った後部屋に戻り疲れを癒すのだった。


クロードとエリーゼは半月程空の旅を続け海の見える街までやってきた。

ここから先は空を飛んでいくのは難しいため船旅となる。

聞いた話では半月ほどかかるらしいがそれでも1か月ほどは大和国で旅行を楽しめることとなる。

エリーゼは船特有の揺れがダメなようでほとんど船室で寝ていたがクロードは乗客のうちの一人と仲良くなり暇つぶしに一緒に釣りを楽しんだりしていた。

成果はボウズであったが退屈な一時を紛らわせることが出来たのは大きかった。


船は海洋特有の魔物に襲われたりしていたが対策は万全であり問題なく大和国までたどり着いた。

「ようやっと陸ね。もう船なんて懲り懲りだわ」

まだ体調が万全でないエリーゼのために港町で宿をとり体調の回復を待つこととなった。

その間にクロードは港町を巡り様々な調味料や米などといった大和国でしか買えない品を大量購入していた。

宿で出された食事は日本食でありクロードは懐かしい味に感動していた。

エリーゼは箸の扱い方に苦労しており結局ナイフとフォークで食事を取っていたのが印象的だった。


エリーゼの体調も戻ったところで空を飛び大和国の都を目指していた。

3日ほどかけて空を飛べば都に到着した。

都は上空から見れば碁盤目に整地された規則正しい作りをしていた。

門から都に入ったのだが何故か活気がなく疑問に思いながら都を歩くことになるのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ