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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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三百五十四話

クロードは定期試験も終わり時間を持て余していた。

ネツァルさんに任せた魔道具職人達の様子を見にちょくちょく行っていたのだがこちらは任せておけとネツァルさんに追い出されてしまった。

ドラゴニア王国への転移門の配備もすんだこともありクロードが倒れてから国王陛下であるポセイドスはじめ周囲の大人は過剰な仕事を任せることがなくなっていた。

どうしようかと考えているとエリーゼが訪ねてきた。

「クロード。東の国の料理本を手に入れたのだけど興味はないかしら」

「東の国のですか」

興味をひかれてパラパラページをめくるとそこに書かれていた文字は懐かしの日本語だった。

「読んでみようと頑張ったけれど私には無理だったわ」

「こちらの文字とかなり違うから仕方ないですね」

「その様子だとクロードは読めたのかしら」

「読めましたが料理を再現するのは難しいですね。調味料もそうですし食材もこちらでは手に入らない物ばかりです」

「読めても作れないのは残念ね」

「もうじき長期休みですし東の国に旅行にいくのもありかもしれませんね」

「それは素敵ね。楽しそうだわ」


相談した結果、国王陛下であるポセイドスに許可を得るためにエリーゼとクロードは王宮を訪れていた。

「エリーゼ。クロード。よく来たな」

「ご無沙汰しております」

「お父様。今日は相談があってきたの」

「言ってみるといい」

「もうじき長期休みでしょ。クロードと東の国に旅行に行きたいのだけどダメかしら」

「うむ。東の国へか。クロードと一緒なら問題など起きないと思うが心配だな」

「やはりダメでしょうか」

「可愛い子には旅をさせよ。と言うし許可しよう」

「ありがとうございます」

「それで東の国とはいってもどの辺りまでいくつもりだ」

クロードはアイテムボックスから地図を取り出しある地点をしめす。

「目指すのは島国である大和国となります」

「また随分と遠くまで行くのだな」

「帰りは転移魔法が使えますので飛んで行けば期間内に戻ってこれると思っております」

「考えがあるのならよい。エリーゼを頼んだぞ」

「お任せください」


国王陛下であるポセイドスを無事説得できたことでクロードとエリーゼは街に必要な物資を買いに向かった。

野菜や果物を中心に買い求め次々とアイテムボックスにしまい込んでいく。

「早く長期休みにならないかしら」

ご機嫌なエリーゼの様子にほっとするクロードだった。


長期休みの間は移動がメインになることが予測されるため宿題をやっている時間がとれないということでエリーゼとクロードは課題が配られると同時に終わらせて万全の状態で長期休みを迎えるのだった。

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