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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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三百四十五話

ドラゴニア王国が返礼用に用意したのは竜の牙や鱗を中心とした品々だった。

龍装備を見慣れているクロードからすれば大した品ではないがこれだけ竜を神聖視している国からすれば敬意を表した形なのだろう。

「確かにお預かりしました」

クロードは運んできた人に一声かけてからアイテムボックスにしまっていく。

「それでは私はこれで失礼いたします」

運んできた人を見送り部屋に同席していたフォーネスト団長が声をかけてくる。

「クロード卿はどうする」

「せっかく他国にきたので色々まわってみたい気もしますが学園を長期で休んでいる形ですから明日転移魔法で王国に戻りますよ」

「相手の方にはこちらでうまく対応しておこう」

「ありがとうございます」

「あいつらを信用していないわけではないが即応できる戦力は少しでも多いに越したことはないからな」

王宮騎士団は王都を守るのが主任務ではあるが色々便利使いされる立場にある。

最近は魔人達の活動も収まっているがそれだけに不気味ではあるのだ。

クロードがいれば何か起きても何とかしてくれるそれだけの信頼があったのである。


他国ということもありクロードは夜更かしせず早めに就寝して朝早くに目を覚ました。

お付きの使用人が紅茶を淹れてくれてそれを飲みながら朝食までのんびりとした時間を過ごした。

朝食の席でも肉と乳製品を中心とした食事ではあったが出された分を食べきったのである。

「お食事はおすみですかな」

そこにミューヘンが現れる。

「ええ、とっても美味しかったです」

「そう言ってもらえると助かります。外国から来られた方の中には胸やけを起こす方もおられるので心配していたのです」

肉を中心としたメニューでは頷ける話だ。

「女王陛下がお呼びです。準備がおすみならお連れしたいのですが」

「わかりました」

このまま転移魔法で帰るというのは失礼にあたる為、クロードとフォーネストは謁見の間へと向かった。

「早朝に呼び出してすまないな」

「いえ、お時間をいただきありがとうございます」

「そなたたちは武力に優れているそうだな。フォーネスト卿にいたってはグリーンドラゴンを使役しているとか」

「はっ。先日契約したばかりではございますが」

「契約か。この国では幼い頃から竜と共に過ごすことで共闘関係を築くが貴国は違うのだな」

「どのように用意しているのかは詳しい部分は私も存じません。我が国の機密となっております」

「なるほどな。機密であるのならば突っ込んで聞いても仕方のないことではあるな」

その後も女王陛下の質問は続いたのである。

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