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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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三百二十五話

クロードと選抜された兵士達は日々グリフォンと共に厳しい訓練を続けていた。

ある程度空中戦にも慣れてきた頃総仕上げとしてクロードの休日に合わせる形である山脈までやってきた。

ここには飛行できる魔物が集まっており通常であれば避けられる場所であるが飛行できるグリフォンに騎乗しているということで訓練地として選ばれたのである。

山脈に到着すると早速小型の鳥の魔物であるシジュウがやってくる。

「訓練通りに動けば大丈夫です。突撃体制」

クロードの声に合わせてグリフォンに乗った兵士達は突撃体制をとる。

「突撃」

クロードを先頭に31騎のグリフォンはシジュウに向けて突撃していく。

すれ違いざまに確実に仕留めていき5度目の突撃でシジュウを討伐することが出来た。

その後も大型の鳥の魔物であるミホークやウィングバードなど多くの飛行できる魔物を討伐した。


クロードは練度を確認してこの結果に満足していた。

最後の仕上げとして亜種竜であるワイバーンとの戦闘を行うべく移動していく。

ワイバーンの巣に近づけば警戒役と思われるワイバーンが数頭立ちふさがる。

「体格に恐れる必要はありません。今回も突撃して確実に数を減らしましょう」

数回の戦闘で慣れた兵士達はグリフォンを巧みに操り突撃体制をとる。

「突撃~」

クロードを先頭にしてワイバーンに躊躇することなく突撃を行う。

ワイバーンの攻撃できる範囲よりも槍を構えた兵士達の方がリーチが長くワイバーンを切り裂くことに成功する。

警戒役のワイバーンを討伐したことによりワイバーンの巣に無事たどり着いたクロードは槍投げを指示する。

ワイバーンの多くは自分達が襲われると思っていなかったのだろう次々と投げ槍の餌食となり空にあがってきたワイバーンは想定よりかなり少なかった。

とはいえ31騎しかいないクロード達よりは多かった。

数の差に混乱しかけた兵士達ではあるがクロードの声で冷静さを取り戻す。

「今までと同じです。突撃体制」

規律訓練された兵士達はクロードの声で突撃体制をとりワイバーンに突撃をしかけてゆく。

途中ワイバーンに妨害され隊形が崩れたがクロードが的確に魔法で排除することで事なきを得る。

ワイバーンを討伐しきったクロード達はドロップ品と投げ槍を回収して山脈を離れた。

王都に着いたのは夜中に近かったが成果をあげたことで自信がついた兵士達の士気は高かった。

「これで訓練は終了となります。王国の為に皆さんが活躍することを期待しています」

こうしてゲルマン王国における航空戦力の第一陣であるグリフォン部隊が正式に発足したのである。

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