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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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三百四話

クロードは忙しい合間を縫って試験勉強をしていた。

クロードは忙しいがそれとは関係なく2回目の定期試験が近づいてきたためだ。

一度勉強した内容ではあるが抜けがあって試験に落ちるのは何としても回避したい。

忙しいクロードの為に各担当の先生方はありがたいことに試験範囲を教えてくれたので今はそれをもとに復習をしているところだ。

隣では同じように復習をしているエリーゼがおり二人とも無言で問題に集中する。

定期試験が終われば短いがまとまった休みになるのでダンジョンに潜る予定なのだ。

ここで定期試験を落とせば補習が確定するので他のクラスメイト達もそれぞれ勉強に力を入れていることだろう。

きりがいい所でクロードは伸びをして眠気覚ましにコーヒーを淹れる。

クロードは無言でエリーゼの分も淹れるとそっと差し出す。

「クロード。ありがとう」

「勉強の方は順調ですか」

「少し前に学習したことだから忘れてる内容もあるけど大丈夫そうよ」

「こちらも何とかなりそうです」

二人はコーヒーを飲み終わると再び勉強に戻る。

クロードは早い段階で復習が終わり応用問題などにも手を出していた。


夕方となりエリーゼは自分の寮へと帰っていった。

今日は肉を食べたい気分だったのでグリーンドラゴンの肉を分厚くカットしてステーキを用意する。

付け合わせの野菜も準備してステーキを焼き上げ炭酸水にレモンを絞れば完成だ。

肉の旨味がこれでもかと出ており分厚くカットしたというのにあっという間に平らげてしまった。

食器を片付け終わり時間が出来たクロードは本を読むことにしてアイテムボックスから本を取り出す。

買ったのはいいものの時間が中々取れなくて読めていない本が大量にあるため自由となるこの時間は貴重だった。

本を読みだすと時間はあっという間に過ぎてゆき寝なければならない時間を過ぎていた。

本をアイテムボックスにしまいベッドに横になるとスッと意識が落ちてゆく。


クロードは夢を見ていた。

それは前世の記憶である。

まだ両親は二人とも健在で文句を言いつつも面倒を見てくれていた。

そんな二人に甘えて働きもせずnordic war onlineをプレイしている自分がいた。

父と母は求人誌を見ながら俺が働けそうな仕事を探しては勧めてくるがそれを聞き流しゲームに没頭している自分。

両親が亡くなる直前だっただろうか。

働こうとしない俺にたいして父が怒り大喧嘩をした。

怒る父を母がなだめすかす。

両親はその後、出かけて行ったが出かけた先で交通事故にあったのだ。

当時の俺は葬式の手続きがめんどくさい程度の感覚であったが今思えばどれだけ親不孝者だったのだろう。

今世の両親とも中々会えていないが親孝行しようと固く決めたのだった。

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