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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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二百九十四話

クロードは早朝に目覚めて演習で消費した食材を買い足しておこうと市場に出かけようとしたのだがエリーゼに捕まり一緒に巡ることとなった。

住民が買おうとして売り切れの状態では申し訳ないので複数のお店をまわり十分な量を仕入れた。

エリーゼが朝御飯がまだだというので適当なお店に入る。

クロードは無難な日替わりメニューを注文しエリーゼはサラダとスープにパンを注文していた。

日替わりメニューはスクランブルエッグに野菜が添えられパンとスープだった。

それぞれ行儀よく出された料理を食べて会計をすませる。

その後は様々な店を見てまわり気が付けばお昼になっていた。

お昼は露店で手軽に食べられるものを買い食休憩としてクロードの経営する喫茶店兼バーを訪れていた。

お店は相変わらずの盛況ぶりだが席を確保してクロードはコーヒーをエリーゼは紅茶を頼みお茶を楽しむ。

そこにお忍びなのだろう。

国王陛下であるポセイドスと宰相のリッチマンが訪れる。

それに気づいたクロードであるが宰相のリッチマンに手で制される。

二人はクロードとエリーゼと相席をすることに決めたらしく席に着く。

「お父様。こんなところにどうしたのですか」

「激務の合間の骨休みにこの店をよく使っていてな」

「ここには珍しい品がいっぱいありますからな」

二人が注文したのはコーヒーであった。

「お二人に気に入っていただけたようで幸いです」

「話は変わるがライヒルト公国がどうなったか話をしておこう」

「気にはなっていましたがどうなりましたか」

「ライヒルト公国改めライヒルト領と名前を変えて当面は直轄領として代官を派遣することとなった」

「問題は山積みなのでしょうね」

「ライヒルト領各地では反発もあって王都から派遣した軍を引き上げるわけにもいかず即応できる軍が手薄になっている。クロードには悪いが何かあれば竜騎士団を派遣してもらうことになるだろう」

「今回の戦争の為に公王が無理な徴発を行ったこともあり支援物資が必要になっているのも痛いですな。それに加えてミッシア辺境伯領の立て直しも急務です」

「こちらからも支援をまわしましょうか」

「ありがたい申し出ではあるがやめておこう。他の貴族から睨まれるぞ」

国王陛下であるポセイドスから釘をさされる。

「魔人達と公国が連動して動いた件を公王に問いただした結果、参謀役の男が魔人と接触していたようです。行方をくらましていて探していますが見つかっておりませんのでクロード卿も気を付けてください」

「どちらが接触をはかったのかはわかりませんが由々しき事態ですね」

「今回の件は周辺国にも注意喚起するつもりだ」

「お仕事のお話は終わりましたか」

「すまんすまん。今はお茶を楽しもう」

先ほどまでの空気は霧散してお茶を楽しむ四人だった。

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