表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

285/688

二百八十五話

クロードは竜騎士団に魔物の掃討を任せ一人転移門があるであろう場所を目指していた。

魔物の流入を防ぐ目的もあったが稼働している転移門を停止させ鹵獲する目的もあった。

目的の場所には転移門を守るようにヘルハウンドの群れがたむろしていたが1匹1匹斬り殺していく。

周辺の安全を確保したクロードは転移門を停止させるために近づくが自分達の技術とはまったくの別物であることが発覚する。

見たことのない文様なのはまだいいが動力源と思われる宝玉は見たことすらない。

宝玉を恐る恐る抜いてみると転移門は停止した。

色々興味のそそられる状態ではあるが今はミッシア辺境伯領の治安を解決するのが最優先である。

クロードは次の転移門を停止させるべく動くのだった。


ライヒルト公国に協力した魔人達は転移門を設置した後、隠蔽の魔法を使い外見を人間に偽装した上で避難したゲルマン王国の村人達に紛れ観察をしていた。

ミッシア辺境伯家と周辺の諸侯の動きは予測していたが王都からの援軍の到達速度は恐るべきものがあった。

敵対する人間の国を焚き付け戦力の分散もうまくいっていたというのにこのザマである。

他の国を担当している魔人達がそれなりの成果をあげているというのにゲルマン王国を担当している魔人達は成果をあげられず同胞を失っているという現実に危機感を募らせていた。

結果を見届けた魔人達はいつの間にか消えており避難民を誘導していた兵士を困惑させることとなる。

村人達に確認すれば他の村の住民だと思っていたということでどの村の住民でもないということが分かり彼等は何者だったのかわからずじまいになる。


ミシリウスは魔物の駆除が終わった箇所から村人達を村に帰して復旧作業を開始していた。

家は壊され家畜は食われ畑は荒らされていたが護衛としてついていった兵士達と村人達は不平不満をいうことなく黙々と作業を続けていた。

食料などは持ち込んでいるのでまずすべきことは寝れる環境を整えるべく家の再建であった。

男達は近くの木を切り倒し木材を確保してそれを加工し壊れた箇所を修復していく。

女性達は荒らされていた畑の無事だった作物を植えなおし収穫を確保する。

家畜に関してはどこかからわけてもらうしかないため後回しにされる。


ミッシア辺境伯領を襲った魔物の被害は王宮騎士団や王都からの援軍。

クロードの率いる竜騎士団の活躍により終息へと向かっていた。

周辺の諸侯は被害にあった村が必要な物を提供してくれ村人達は以前と同じ生活とは言わないがしなければならないことに没頭することで今回の件を忘れようとしていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ