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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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二百五十六話

クロードが公文書を確認すると直轄領であった鉱山都市グローリアをクロードに明け渡すと記載されていた。

メインで冒険者達が取ってくるのは鉄や銅といったありふれた鉱物であるが深く潜ればミスリルやオリハルコンといった需要の高まっている貴金属が手に入る。

クロードは金属を安定して入手するために即座に動くことを決めた。


クロードは職員室に訪れていた。

「レイシャ先生。ちょっといいですか」

「何かしら」

「領地経営の為に数日学園を休みたいのですが」

「領主としてのお仕事ね。クロード君は転移魔法で簡単に移動できるからいいけど普通の人なら数か月休むことになるわね」

「転移魔法を教えてくれたネツァルさんに感謝ですね」

「学園を休むことは了承したわ。気を付けていってきてね」

「それでは失礼します」


職員室を出たクロードはまずはニーパス領の領主館に飛ぶ。

「ファールハイト兄様。いますか」

「いるけど長期休みの時は顔を出さなかったのに変なタイミングで帰ってきたね」

「ずっとお任せしてしまってすみません」

「クロードが学業に集中して打ち込めるように引き受けたわけだしそれは構わないのだけどね」

「それで本題なのですが功績を認められて新たに鉱山都市グローリアを任されることとなりました」

「領土の広さとしてはそれほどではないけど今までは辺境伯家にしては狭かったからバランスが取れる形だね」

「鉱物の安定供給の為に部隊を再編したいのですが大丈夫ですか」

「うん。やりくりは厳しいけれど抽出すること自体は可能だよ。他に何かあるかな」

「冒険者達にテコ入れをしようかと思うのですけど全面的なバックアップは可能ですかね」

「そちらも問題ないよ。手配しておくね」

「それでは僕はグローリアの冒険者組合に出向いて交渉してきますね」


クロードは転移魔法でグローリアへと飛び冒険者組合を訪ねた。

受付で辺境伯の証明書を提示するとすぐに奥に通された。

「これは辺境伯様。此度のご用件はなんでしょうか」

「鉱山都市グローリアを新たに領土として受け取ることとなりました。冒険者組合にはその為の協力をしていただければと考えています」

「領主として我々と仲良くしたいということですね。具体的には何をご希望でしょうか」

冒険者組合は国を跨いだ独立した組織ではあるが領主の影響を全く受けないかというとその限りではない。

「当家としては鉱石の安定確保をしたいのです。そのために高ランクの冒険者に協力していただきたいのです」

「なるほど。お考えはわかりました。冒険者組合に所属する高ランク冒険者に声をおかけしましょう。数日ほどお時間をいただきますが問題ないですね」

「それでお願いします」

冒険者組合のトップとの話し合いは良好な関係で終了した。

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