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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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二百四十話

クロードは教員達の分まで食事の準備をすると断り準備をしていた。

様々な肉に野菜類と海鮮類を丁寧に下処理し食べやすい大きさにカットする。

鶏ガラの粉末と塩で味を調整したスープに卵を溶き卵スープを用意する。

鶏ガラは携行食の開発で作った品で何にでも使える万能調味料だ。

クロードが用意したのは豪勢なバーベキューだ。

バーベキューセットに炭をセットして着火する。

後は食材を好きに焼いて食べるだけである。

「準備が終わりましたよ。好きな食材をそれぞれ焼いて食べてください」

「肉に海鮮それと野菜か。携行食を食べている生徒のことを考えれば贅沢のし過ぎな気もしますね」

「せっかく用意してくれたんだ食べようじゃないか」

教員達はそれぞれ食べたい食材を焼いて焼けたそばから食べていく。

味付けとしては塩を振りかけるだけだが岩塩を砕いたものでそれがまた素材の味を良く引き出している。

「あぁ。演習中でなかったらお酒が欲しくなりますね」

「ワインとよく合いそうですね」

「こちらのスープもさっぱりしていて美味しいですよ」

用意していた食材も全てなくなり夕食は好評のうちに終わり手早く後片付けをする。

「美味しくてついつい食べ過ぎてしまいました」

「私もです」

若干食べ過ぎてしまった人もいるようだがクロードの企みは大成功と言っていいだろう。

仕上げとして食後のコーヒーを淹れる。

丁寧に抽出して人数分のコーヒーを用意したクロードは教員に配ってまわる。

「クロード君。これは何かしら」

「コーヒーという飲み物です。飲みにくいと思ったらこちらの牛乳をいれてみてください」

恐る恐る教員達はコーヒーを口に入れる。

「結構苦いわね」

「私は結構好きですよ。苦味の中にコクとほのかな甘みを感じます」

教員の何人かは牛乳を入れて驚いている。

「おぉ。色が変わりました」

「随分と味が変わりますね。これはこれで美味しいです」

概ね受け入れられたようで安心する。

「クロード卿。これはどうやったら手に入りますか」

「新しい事業として立ち上げて現在は仕入れに向かっていますのでそれ待ちになりますね」

「入荷したら教えてもらえると嬉しい」

「はい。ご連絡しますね」

露店用として仕入れられていた分は結構多かったのだがプロミネンス領での宣伝と今回の試飲会でほぼ打ち止めだ。

責任者の男性の帰還が待ち望まれるが聞いた話では結構南の方までいかなければいけないようで安定供給のためには課題がまだまだ多そうなのがネックだが確かな手ごたえを感じているクロードなのだった。

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