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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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二百三十七話

長期休みも終わりクロードは久しぶりにクラスメイト達と再会していた。

多くのクラスメイトは実家に戻り充実した生活を送っていたようだ。

レイシャ先生がやってきてみんな自分の席に戻っていく。

「はい。皆元気だったかしら。休み明けそうそうではあるけど演習があります。今回も皆の監督のために上級生が付き合ってくれるので頑張ってね。質問がなければ授業に入るわよ」

誰も質問せず授業が開始された。

新学期最初の授業は魔法陣についてである。

プリントが配られレイシャ先生が黒板に魔法陣を描いていく。

描かれている魔法陣は基本的なものであるが改良できる余地が残っている。

クロードが書いた魔法関連の本でも触れておりレイシャ先生は読んでいるはずなのでこれはわざとである可能性が高い。

「これが今まで基礎と呼ばれていた魔法陣です。ですが近年改良が施されました。それがわかる人はいるかしら」

クロードが答えるのは簡単であるがそれでは皆の為にならないためあえて黙っている。

エリーゼが手を挙げる。

「ではエリーゼさん黒板に魔法陣を書いてくれるかしら」

エリーゼは前に出て黒板に魔法陣を描いていく。

エリーゼはクロードが本に書いた通りの魔法陣を描くが実はその情報は少しだけ古いのである。

「はい。ここを省略してこの陣を組むことで効率化を図っているわけですね。他にあるかしら」

クロードは手を挙げて前に出る。

そして最新の魔法陣を黒板に書いていく。

陣と陣で魔力を循環させ使用者の魔力の消費を抑える効果がある魔法陣である。

これは魔石を同調させるために考えたもので最新の研究結果だ。

「クロード君。見たことのない魔法陣だけどどういう効果があるのかしら」

「こことここの魔法陣で魔力が循環するようになっています。これをすることで使用者の魔力の消費を抑える効果があります」

「クロード君。ありがとう。この魔法陣は革命的ね」

クロードが席に戻ると授業終了の鐘が鳴り響く。

「はい。本日の授業はここまでです。魔法陣は日々進歩しています。皆も頑張ってね」

レイシャ先生が教室から出ていく。

次の授業は実技のため演習場に向かう。

ここ数日は魔道具の開発で体を動かしていなかったので本気で取り組もうと考え刃引きされた練習用の剣で素振りを行う。

クロードの実力は達人クラスではあるが基礎を怠ることはしない。

むしろ実力が高い人ほど基礎を大事にする傾向がある。

一見技の方が重視されるが全ての技は基礎あってのものであってそこを怠れば意味をなさないのである。

クラスメイト達は真剣に素振りしているクロードを遠目にみつつそれぞれ体を動かすのだった。

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